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園館へのアドバイス

★「寄付」には「感謝」です!

 

私は寄付をする側も頂く側も経験してきています。誰かが自分たちのために数千円をくれるのは当然のことではないので、感謝の気持ちが持てないのならやらないほうがいいです。そして、言ってしまえば、「感謝」されるだけでもうだいぶ満足!という面もありますので、感謝を伝えことに十分に配慮してください。

①物品の「届きました!」はすぐアップする

  贈ったほうは、「着いたかな?喜んでもらえているかな?」と、楽しみにしています。特にAmazonほしい物リストは到着日が知らされますので、何日も報告がないと「あれ?もう着いたはずなのに・・・喜んでいないのかな」と思います。そう思ってしまった方は、二度と寄付してくれないかもしれません。逆に、すぐに写真付きでアップされると、うれしさとその園館への評価がかなり高まりますので、手間をかける甲斐があります。

②活用報告は熱くする

  寄付者さんが一番知りたいポイントでもあります。「頂いた〇〇を設置しました!」の段階でいいのです。その後、動物さんが使った・使わないなどの報告も、もちろんあるに越したことはないですし、園館の努力や魅力を伝えるコンテンツとして最強ですし、寄付者さんがまた寄付したくなるので、がんばってアップする甲斐はあります。

③できれば名前を入れる

  物品の寄付は、例えばAmazonほしい物リストですと同じ品を複数の寄付者さんが贈ります。なので、「届きました」のアップを見ても、本当に自分が贈ったものなのか確信が持てず、喜びも半減。Amazonほしい物リストは贈る際にメッセージを付ける機能があるので、そこで公表名を記入してもらい、その名前つきでアップするのがオススメです。

  また、書類も、「サポーターの皆さまへ」よりは名前入りのほうが格段にうれしいです。海外の保護施設からのレターは必ず「Dear Tsumaki」という書き出しで、一気に親近感とうれしさが増します。自動で名前を入れるソフトがあるのかもしれないので、調べることをオススメします。または高額寄付者さんだけでも、その手間をかけたほうがいいと思います。

④手間をかける甲斐があると認識する

  「寄付を受け取るのは面倒くさい」と、園館の人によく言われました。確かに手間なのでしょう。しかしながら、貧乏なのですからそんなことを言っている場合ではありません。しかも、園館外の人たちが、寄付という「参加」をすることの効果は絶大です。人は、自分が参加したものを非常に高く評価して強い関心を持ちます(行動経済学)。寄付を通して、動物さんや保全への関心が高められる大チャンスなのです。手間をかける甲斐は大いにあります。もちろん、手間を減らす努力も必要です。例えば大牟田市動物園は、Amazonほしい物リストへの掲載許可を市役所にもらうにあたり、「1品ずつ」から「まとめて」に前進させています。

​(つまき♪ シェアピ・クリエイター/園館活性コンサルタント)

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