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ZOO AQUA STORY☆ by つまき♪
001-8 到津の森公園 「マンドリルさん宅の緑化」~その後~

 なんと、今回取材させて頂いた到津の森公園の延吉さんから、「緑化その他の、その後の報告」が届きました!♪しかも、それには熱い飼育員さんらしい意図がありますので、まずはそれからご紹介したいと思います♪

 

 まず、延吉さんが、動物への取り組みをするうえで注意しているのは、「変化をつける事」とのこと♪

 

~以下、延吉さんによる説明です♪~

  「環境の変化」は「刺激」です(やりすぎる変化は過度なストレスになりますが)。これは選択肢を用意するのと同じくらい(「環境の変化」も「選択肢」と考えられますが)重要な事だと自分は思っていて、定期的に環境に変化をつける事を心がけています。

 運動場の植栽もその意味もあります。食べ物や遊具(遊び道具)としてだけを考えたなら、伐ってきた枝を入れるだけでも十分だと思います。 あえて植樹にこだわっているのは、そうした変化をこちらから与えるのと同時に、「動物たちが自分たちで変化を作ることができる」からです。

 今やっている「半分森化計画」もその変化をもっと楽しんでもらうためにもやっています。寝室(居室)の遊具やフィーダー(動物が自分で工夫しておやつを取り出す器具)も定期的に変えます。ただ単に遊具やフィーダーを増やすだけでなく、減らす・なくすことも変化の1つだと考えてます(ただ少ない・ない状態が長期に続くのは問題ですが)。

・・・どうです?飼育員さんたちは、ここまで考えて、意図を持って、動物のケアを日々行なっています♪ということで、記事でご紹介した「マンドリルさん宅の緑化+その他の工夫」の「その後の変化」も、お伝えしたいと思います♪

(※お借りした写真ですので、ますますもって転載禁止ですのでご注意ください♪)

​ マンドリルさんの寝室に、居場所が増えましたよ♪園館動物は非常に長い時間(閉園前後~開園まで)を寝室で過ごします。ですので、寝室の快適性がとても大事なのです♪

 「選べる居場所」と「選べる素材」の両方が増えていますね♪木材はやわらかさや温かさがありますし、動物たちは本来は自然物の中で暮らしているので、大事な存在です♪

 これだけ居場所を増設したということは、ここに入って掃除をする飼育員さんの苦労も増えるということです。かがんでよける必要がありますし、ゴシゴシみがく木材も増えたわけです。

 でもそれでも、動物たちのことを第一に考えてこのように居場所を多彩にしていて、本当に素晴らしいです♪

 よく見ると、フィーダー(おやつを探って取り出す器具)も設置されています♪

 こうした変化、工夫の追加を日々実践している飼育員さんたち、動物のハッピー度をアップしてくださってありがとう!です

 運動場の木々も、ますますモリモリですよ!♪マンドリルさんたちを、本来の環境のような「森に住まわせてあげたいんです」というサイン(掲示物)が以前あり、心が震えた感動がよみがえります♪有言実行の飼育員さん、すごいです~♪

​ 運動場の全景。こうして見ると、飼育員さんたちが木材で追加した「居場所」の多さもよくわかります♪

 木々も居場所も、あるとないとでは大違いです♪飼育員さんたちの工夫のおかげで、マンドリルさんたちのハッピー度がアップして、そんなマンドリルさんたちに出会える私たちもハッピーです♪

 このように、園館の動物宅は変化し続けています♪それは、動物たちに対する飼育員さんの想いの表れでもあります♪

 ぜひ、何度も行って、もし変化を見つけたときには、「飼育員さん、素敵!ありがとう!♪」と、「一緒に幸せ」になることを楽しんでください♪

※到津の森公園 「マンドリルさん宅の緑化+その他の工夫」は以上です♪

  次回も、同園の熱い飼育員さんの工夫を紹介予定ですので、お楽しみに♪

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