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★記事一覧

001 到津の森公園(福岡県北九州市)その1:マンドリルさん宅の緑化+その他の工夫 (延吉さん)

 植木などを導入し続ける努力が、マンドリルさんたちの心身を動かすことにつながっています♪そんなウキウキなマンドリルさんに出会うと、お客さんもウキウキです♪マンドリルさん以外の担当動物への工夫や、お客さんへの説明の工夫も、盛りだくさんです♪飼育員さんの工夫で、動物もお客さんもハッピー度がアップしています♪ (7ページ+1 / 2016.6.27 up)

002  到津の森公園(福岡県北九州市)その2:「説明」と「選択肢」の用意(吉森さん

​ 園館(動物園や水族館などの動物施設)は、動物と人が一緒に幸せになる楽しさ(=保全)を伝える場所です♪そのために、来園者にさまざまなことを説明して意識と行動を変える努力が必要であり、園館の任務であり、海外の園館では大いに取り組んでいることです♪また、限られた空間で暮らす動物たちに、生態と個性が必要とする選択肢を用意することも、必須であり有効です♪その両方の取り組みを、到津の吉森さんは実践しています♪ (4ページ/2016.7.29 up)

003 到津の森公園(福岡県北九州市)その3:「サル山緑化」(石橋さん)

​ 動物は、草木や土などの自然物と生きています。その「当たり前」をコンクリートハウスで実現すべく、サル山に木を植えています♪そうして用意された自然物の存在が、サルさんたちの心身の健康度をアップしている様子が伝わってきます♪サルさんが木に登ったりする、本来の姿を観察することができ、来園者にとっても魅力満載です♪まさに、「飼育員さんの工夫で、動物と人が一緒に幸せ♪」です!♪そしてこの努力を、楽しく実践している点も本当に素敵♪ (9ページ/2016.9.18 up)

004 大牟田市動物園(福岡県)その1:「ライオン班の仕事で見るこの園のすごさ」(伴さん・小野さん・齊藤さん)

 小規模で施設も古いのに、いま日本一熱く、内容も来園者数も右肩上がりの大牟田市動物園♪その秘訣は、「熱意とコミュニケーション能力のある飼育員さんたち(獣医さんも含む)」と、「園の方針(①動物福祉の向上②伝えることを重視する)」にあると、私は考えています♪動物施設として全くど真ん中の方針に支えられ、飼育員さんたちが存分にその意欲と能力を発揮中!そうすると、動物の毎日と一生が改善され、動物もいきいき、飼育員さんもいきいき、来園者(市民国民)には楽しい学びや経験がいっぱい!という、幸せの輪が広がります♪地元にも日本各地にもファンを増やし続けている園を作り出している、飼育員さんたちの毎日のがんばりをご覧ください♪ (11ページ/2016.10.15 up)

005 大牟田市動物園(福岡県)その2:「動物福祉向上の取り組みとその説明力」(河野さん・他の皆さん)

​ 大牟田市動物園は、2016年のエンリッチメント大賞を受賞しました!♪園館動物の生活を豊かにする取り組みに贈られる賞です(市民ZOOネットワーク主催)♪園長の椎原さんという、園改革の中心人物が、確固たる決意でそうした園づくりを何年も続けてこられた賜物です♪その結果として人材が育っていることもあり、受賞に際しては、組織を挙げての取り組みも評価されたそうです♪本当に、園内各所で動物福祉向上の取り組みを感じます♪そして大事なのが「その説明」なのです♪たいがいの人が、「説明されなきゃ分からないけど、説明されれば分かる」のです♪そして、「説明」には、「誤解を理解に変える」力もあります♪「説明」でこそ、動物と園の理解者・支援者が増やせるのです♪「動物福祉向上」と「説明」の両方に真正面から取り組み、そのことで園の魅力も存在意義も大増幅した、大牟田市動物園の紹介その2です♪ (5ページ/2016.11.15up)

006 大阪市天王寺動物園(大阪府)その1:「動物本位の仕事」(油家さん)

 今回は、大阪市天王寺動物園の飼育員さん、油家さんのお仕事をご紹介♪油家さんに丸一日の密着取材をするのは2回目です。本の執筆にあたり密着取材をした前回、「本気で仕事をしている飼育員さんは、全秒かっこいい!」と思いました♪そして今回は、「動物本位の仕事って、こういうことでしょう!」と改めて感激♪「動物本位」とは、私の造語ですが、「動物を出発点として考えること」です♪動物園は、動物をベーシックコンテンツとする施設ですので、「動物本位」は基本中の基本です。また、この発想法で「動物の選択肢増加」を実現したほうが、来園者の学びや楽しみも増え、結果、園の利益も上がるのです♪「人間本位」で、「掃除がめんどくさい」「来園者におもしろおかしくウケて集客が増えればいい」といった状況になることは、自滅の道なのです♪

 そうした基本を再確認させてくれた油家さんの仕事ぶり、なるべく多くをお伝えしたい!ということで、12ページになりました♪それくらい、本気の飼育員さんの仕事は多岐にわたるのです。飼育員さんが、日々どのように動物たちをケアしているのか、ぜひじっくりご覧ください♪  (12ページ/2016.12.3 up)

007 大阪市天王寺動物園(大阪府)その2:「動物も人も幸せにする仕事」(下村さん)

 今回ご紹介するのは、大阪市天王寺動物園でホッキョクグマさんなどを担当している、下村さんです♪その熱意と行動力と心遣いで、動物も人も幸せにしてくれている飼育員さんです♪平成22年に念願の飼育員さんになって7年、、すでに動物園業界内外で非常に高く評価されていますが、本人はそうした特別視を一切望んでいません。「当然のことをしているだけです。自分にできることをし、研鑽をつんでいるだけです。」とのこと♪この「当然」ができるからこそ、みなを幸せにできるのだと思います♪その実際をお伝えしたくて、今回も長くなりましたが、ぜひご覧ください♪ (12ページ/2017.1.5 up)

008 盛岡市動物公園(岩手県)動物園のポテンシャル」(荒井さん)

 今回はこれまでとは少し違う視点で、動物園の魅力・存在意義・楽しみ方などをお伝えしたいと思います♪その視点とは、「動物園のポテンシャル」です♪日本の動物園は、存在意義と魅力という点において、例外なく厳しい状況にあります。そうした中で、ポテンシャル(潜在的な能力や魅力)を強く感じる園のひとつが、盛岡市動物公園です♪

 その理由は、①熱心な飼育員さんたちがいる(そして、そうした飼育員さんたちが前進できる職場環境がある)②園内の自然がすごい③日本の動物に力を入れている・・・です。この3つの宝をもっと活用できたら、とんでもなく存在意義と魅力の大きい園になると思います♪その自覚と応援につながるよう、ひとつずつご紹介します。偉そうで誠に申し訳ありませんが、「日本の動物施設変革」に真剣に取り組み、国内外251施設を見たり取材してきた身として、ぜひともお伝えしたいことです♪「未来がある園のポイント」として、ご覧頂ければと思います♪  (4ページ/2017.2.3 up)

009  秋田市大森山動物園(秋田県)動物の幸せ追求とその魅力」(柴田さん率いる「TEAMトナカイ」)

 ​第9回は、秋田県秋田市大森山動物園の、トナカイさんの取り組みです♪担当されている柴田さんは、キリンさんのハズバンダリートレーニングでも有名で、「エンリッチメント大賞」(市民ズーネットワーク)を受賞されたり、「プロフェッショナルの流儀」(NHK)で紹介されたりしています。その情熱と行動力を、トナカイさんのケアにも発揮されていて、大変に参考になりますので、ご紹介したいと思います♪タイトルの、「動物の幸せ追求」という言葉は、柴田さんによるものです♪これこそ、飼育員さんの仕事であり、園館等動物施設の魅力です★動物のために努力されている飼育員さんの仕事っぷりは本当に魅力的で、最強コンテンツですので♪今回は、ますますもって、ご紹介する方(柴田さん)にご助力賜っての誌面作成となりました♪そんな飼育員さんの熱意と魅力が、熱く伝わることを願っております♪ (6ページ/2017.3.2 up)

010  大阪市天王寺動物園(大阪府)その3本来の生態の魅力と威力」(三宅さん)

 皆さん、ヨウスコウワニさんについて、どれだけ知っていますか?私は正直申し上げて、「ヨウスコウワニさんという名前なのだから、揚子江で暮らしているんだろうなぁ・・・」くらいでした(^^;)。多くの皆さんが、同様であるに違いない(笑)。しかーし!そんなヨウスコウワニさんの生態を少し知っただけで、ガゼン興味が高まり、ヨウスコウワニさんが記憶と心に在住完了したのです★これは、「私とヨウスコウワニさんの関係性(心のつながり)が太くなった」ということで、この実現こそ、園館の任務である「保全」なのです(保全=この星で、動物と人が一緒に幸せに暮らし続けるようにすること。そういう発想と行動を持てる人を増やすことが、「保全活動」)♪そしてそのポイントは、「動物本来の生態の、魅力と威力」です♪その動物本来の生態は、それだけで十分に魅力的です!でもそれは、見ただけで全て理解できるものではなく、「説明されなきゃ分からないけど、説明されれば分かる」のです♪説明により、その動物の魅力の威力が増すのです♪つまり、園館では、「動物が生態のままに暮らせるようにすること」と、「その説明」が、最大の任務であり存在意義であり持続性(利益)を生むものであると、私は考えています♪そのような園館の真髄を、努力と熱意で実現している飼育員さんが、大阪市天王寺動物園の三宅さんです♪今回は、あえてヨウスコウワニさんだけに絞ることで、「とある1種に特化して説明することの威力」もお伝えしたいと意図しています♪ぜひヨウスコウワニさんとの関係性(心のつながり)を、太くしてください♪  (2ページ/2017.4.8 up)

011  横浜市立よこはま動物園ズーラシア(神奈川県)ゾウさんのためにしていること」(古田さんと班の皆さん)

 今回はズーラシアです♪ゾウさんチームのお仕事ぶりをご紹介♪飼育員さんの古田さんに、いろいろ教えて頂きました♪ここ数年の皆さんの奮闘を存じ上げていますが、密着取材をしてみますと、改めて感服することばかり!ゾウさんたちのことを常に第一に考えていますし、その想いを行動に移す頻度もすごいです。ゾウさんたちのケアをしている時間が長く、かと言って「しつこくこちらのしたいことを押し付ける」ようなことはせず・・・愛情と熱意とプロ意識と緊張感をもって、「ゾウさんたちのために、できることをしている」という空気が充満していて、感動的でした♪皆さん、労力を惜しむことがないどころか、「もっと何かできるはず」と、自分たちの能力向上の努力もはんぱないのです!しかも、仕事も努力も、とっても楽しそうにされていて感動します♪そしてなにより、皆さんがゾウさんたちに対して笑顔と愛情で接していることが、本当に素敵です♪        (9ページ/2017.8.9 up)

012  熊本市動植物園(熊本県)震災1年後の様子

2016年4月14日以降に熊本県と大分県で続いた地震は、最大震度7という大きさと揺れの多さから、甚大な被害をもたらしました。実は私も地震発生当日、取材ですぐ近くの大牟田市におり、本当に大きくて恐ろしい揺れを経験しました。熊本市動植物園も大きな被害を受けて休園。その後、部分開園はしましたが、完全復旧には程遠く、まだまだ多大なる支援が必要な状態です。そんな厳しい状況の中でがんばっている、動物たちと飼育員さんたちの現在をお伝えします。

​(写真はすべて、震災から約1年後の取材時に撮影したものです。)(4ページ/2017.8.31 up)

013  浜松市動物園(静岡県)飼育員さんたちの、こまやかな努力

静岡県の浜松市動物園の飼育員さんたちとは、数年前から交流があり、その行動力に感服することがよくあります。だからこそきちんと紹介したいと思い、取材のタイミングを調整するのに時間をかけました。紹介をするということは責任を伴いますし、私は自分が本当に紹介したいと思う飼育員さんの仕事ぶり紹介に労力を使いたいので、「知っていて、信頼している飼育員さん」を取材することにしています。今回はそういう基準でご縁のある、3名の飼育員さんのお仕事紹介です。私が考える「園館の任務」は「保全教育(動物と一緒にしあわせになる楽しさを知る人を増やすこと)」で、具体的に言うと「動物福祉向上の取り組みと、その説明」です。そうした視点で、浜松市動物園の飼育員さんたちがこまやかに日々おこなっている努力を、ご紹介したいと思います。普段あまり知ることのない奮闘の数々を、ぜひご覧ください♪ (6ページ/2017.9.8 up)

014  大牟田市動物園(福岡県)その3動物福祉を伝える

 大牟田市動物園(福岡県)、3度めの登場です。なぜなら、たゆまぬ努力で前進を続けていて、参考になるポイントが満載だからです。時間と労力と資金をかけて何度も学びに行く甲斐があるのです。大牟田市動物園は、国内外の園館の今後を真剣に考える上で、ひとつのモデルケースであると私は考えています。その理由は、園のコンセプトを「動物福祉を伝える動物園」と定めて、その実践にまい進し、大きな成果を挙げているからです。①コンセプト(戦略理念)を持つこと②それが動物本位(保全)であること③説明の重要性を理解して実践していること・・・この、3点こそが園館の必須要素なので、実践して効果まで実証している大牟田市動物園は、日本の園館のパイオニアです。そしてこれも私の持論ではありますが、「園と飼育員さんたちが、園にいる動物たちの福祉向上に取り組む」+「その意図や効果などを、説明して伝える(⇒来園者は動物の状況が良くなったことを理解し、うれしく感じる)」=「保全教育(動物と一緒に幸せになる楽しさを知る人間を増やすこと)」です。園館は、保全教育施設なのです。であるのに、「保全教育では集客できない」と思い込んでいる園館が多いですが、それも大牟田市動物園は打破してくれました(大牟田市動物園の取組みの数々は、保全教育であると私は確信しています)。来園者の心を動かし、地元の皆さんの心を動かし、マスメディアの心をも動かすに至っている大牟田市動物園の日々の実践を、ぜひご覧ください。 (全10ページ/2017.12.6 up)

 

015  西海国立公園九十九島水族館 海きらら(長崎県)動物福祉向上の取り組み

 ついに、私が日本一の水族館だと考える、海きららの登場です!正式名称は「西海国立公園九十九島水族館 海きらら」です(長崎県佐世保市)。日本一だと思う理由は、社長さん・館長さん・飼育員さんをはじめとする職員さんたち全員が、前向きに仕事をされているからです!奇跡の水族館です!しかも「厳しさと温かさ」の両方が社風としてあり、職員さんたちの「意欲と能力の発揮」につながっています♪伺うたびに皆さんの輪に入れて頂きますが、いつでも非常に温かい雰囲気で感動します♪と同時に、自分たちに「生き物を閉じ込めることで仕事をさせてもらっているんだから、生き物の幸せのためにできる限りのことをしなければいけない」という厳しさを課して、その実践にまい進されています。

 そんな、素晴らしい皆さんによる「動物福祉向上の取り組み」を取材しました♪イルカ班・魚類班・クラゲ班、それぞれに膨大な努力を日々されておられるので、全てご紹介とはいきませんが、少しでもお届けできればと思います♪

(全8ページ/2017.12.27 up)

016  西海国立公園九十九島動植物園 森きらら(長崎県)動物福祉向上へまっしぐら!

 長崎県佐世保市にある「西海国立公園九十九島動植物園 森きらら」です♪前回ご紹介した「海きらら」を運営する、させぼパール・シー株式会社が2年前から運営を委託されています(佐世保市より)。熱い皆さんによる運営ということで、抜本的な改革が次々と行われています。その効果が現場にも浸透し始め、改善が進行中!♪「動物福祉向上の取り組み」を最も重視している飼育員さんたちが奮闘しています♪飼育員さんたちは、ハズバンダリートレーニングなどに取り組むだけでなく、来園者への説明にも力を入れていて、「園館動物と来園者の幸せをつなぐ」存在となっています★動物の担当替えがあった2ヵ月後というタイミングで取材に行ってしまいましたが、飼育員さんたちは慣れない状況の中で前向きに奮闘していました♪そして、「今度の担当動物の福祉向上のためには、あれもしたいしこれもしたい!」と、想いがいっぱい♪まさに、今、大注目の園です♪(全7ページ/2018.1.29 up)

017  金沢動物園(神奈川県)動物にマッチした環境づくり

 今回は、金沢動物園(横浜市)のインドサイさん宅をご紹介します♪担当飼育員さんの先﨑優さんは、「(園館動物が)慢性的に不調なのは、環境とマッチしていないから(先天的なもの・加齢によるものを除く)」「環境を整えてあげれば、動物は自然と健康に過ごす」と考えて、インドサイさんにマッチした環境づくりに取り組んできました。サイさん目線で考えて実践し、結果からまた考えて改善を続け、今ではインドサイさんたちは2名とも健康状態良好です♪その取り組みを発表されたり、国内外の動物園から求められて情報提供などもされています♪

 園路から見ただけでも驚きますが、実際に中で体験するとさらに驚く「インドサイさんにマッチした環境づくり」を、ぜひご覧ください♪ (全3ページ/2018.2.1 up)

018  井の頭自然文化園(東京都)ニホンアナグマさんにハズバンダリートレーニング

 筆者がこよなく愛するニホンアナグマさん♪そのニホンアナグマさんにハズバンダリートレーニングを行なっているという情報を知り、さっそく井の頭自然文化園(東京都)へ取材に行ってきました♪「ハズバンダリートレーニング(略してハズトレ)」とは、動物たちに施設で暮らしてもらうにあたり必要なケアを行うためのトレーニング全般を指します。その中でも「受診動作」を目的として行うことも多いです。「受診動作」とは、私たちが健康診断を受けるのと同じことで、「体重測定・採血」などです。他にも、「歯磨き」や「簡単な治療」や「ストレス軽減」など様々なケアも行なえるようになります。ハズトレの一番の特徴は、「動物に強制するのではなく、動物が自分の意思でトレーニングに参加したくなるような状況を作り出して行う」という点です。ですので動物を押さえつけたりヒモでつないだり暴力を使ったりは決してしません。そのようなストレス下で測定した数値は、通常の数値とは言えないですし。あくまでも、「普段のケアや健康管理などを実践するために、動物に協力してもらう」という姿勢で行います♪そのことで、動物と人、双方の安全性も高まるのです。さらには飼育員さんと担当動物の関係性も良くなるそうです♪園館動物たちにとって、いい刺激にもなっていて(頭や体を動かしたり達成感があったり)、ハズトレが好きな動物も多いです♪園館動物たちは見方を変えれば会社や市民の資産でもあるので、そうした意味でも健康管理をすることは当然ではありますが、ハズトレは地道な取り組みの積み重ねにより可能となるものですので、取り組んでいる飼育員さんたちの評価と応援も必須です♪

(全2ページ/2018.3.6 up)

019  到津の森公園(福岡県北九州市)動物の居場所を快適に♪そして引き出される魅力♪~哺乳類~

 第1回~第3回に続き、到津の森公園(福岡県北九州市)が再登場です♪到津の森公園では、多くの飼育員さんが熱い努力を続けているため、何度取材をしても追いつきません♪今回も「動物福祉向上の取り組み」という視点での取材です。そのひとつとして、「動物の居場所を快適にする」という取り組みが熱かったのでご紹介♪居場所が快適になるということは、動物たちにとっての選択肢が増えることでもあり、行動が多彩になります。そして、その動物本来の魅力が引き出されます♪そんな動物たちに出会える来園者も幸せです♪「飼育員さんの努力で動物も人も幸せ度アップ」という現場の実際を、ぜひご覧ください♪なお、紹介したいことが多かったため、「哺乳類」と「両生類爬虫類」に分けます(両生類爬虫類の取り組みは第20回で紹介します)。 

(全13ページ/2018.3.13 up)

020  到津の森公園(福岡県北九州市)動物の居場所を快適に♪そして引き出される魅力♪~両生類爬虫類~

 到津の森公園(北九州市)の名物のひとつ、「里のいきもの館」です♪到津の森公園は名物がたくさんですね♪ここを担当している吉森さんの、動物に対する熱意と愛情もハンパなく、常に勉強と実践を続けています♪例えば第2回の記事でご紹介したように、私がチューリヒ動物園(スイス)の取り組みを紹介する講演を聴いて下さり、すぐにヘビさん宅で実践して下さったり♪私が世界一だと考えるチューリヒ動物園のスピリット(動物本位)を、規模は違えど自分にできる範囲で取り入れている吉森さんを、私はひそかに「ひとりチューリヒ動物園☆」と呼んでいます♪そしてこうした取り組みこそが、園館の任務である保全教育だと考えています。それはつまり、「動物本位で動物福祉向上の取り組みをし(選択肢増設)、その楽しみ方を説明することで、動物と一緒に幸せになることを楽しめる人を増やすこと」です★第18回でご紹介した他の動物宅同様、その現場が身近にある幸せと強運を、北九州市中・日本中の皆さんにお伝えできればと思います♪ (全4ページ/2018.3. 20 up)

021  海の中道海浜公園動物の森(福岡県福岡市)放牧地の活用

 今回は、これまでとは少し違った取り組みをご紹介します。それは、「放牧地の活用」です。園館動物たちが、草花つきの放牧地を満喫できるようにした取り組みです。動物たちが活用できる期間が短いなど改善の余地はありますが、まずは「放牧地の活用」を実践してみた貴重な実例として、その効果をお伝えしたいと思います。

​(全7ページ/2018.4.21 up)

022  横浜市立よこはま動物園ズーラシア(神奈川県横浜市)「ゾウさんの寝室の一室をおが粉全面敷きに

 動物園で暮らしてくれているゾウさんたちの福祉向上のために、様々な取り組みを続けているズーラシアの飼育員さんたち♪そんな皆さんがついに、「寝室の一室をおが粉全面敷きにする」という段階に進みました!「おが粉」は木の破片で、「おがこ」と読みます。海外では寝室にも砂を山盛りにするのがスタンダードですが、日本の動物宅はそういう前提で作られていないので、課題をひとつずつ乗り越えての、「おが粉全面化」です♪その実際の様子と、どのような効果が見られたのかを、ご紹介します♪

​(全4ページ/2018.6. 26  up)

023  西海国立公園九十九島水族館海きらら(長崎県佐世保市)

飼育員さんの声~仕事について・取り組んでいること・これからしたいこと・学生さんへのメッセージ~

私が日本一だと思う水族館「海きらら」の取材は、著作執筆時も含めると3回目になります。そこで今回は、飼育員さんたちの様々な想いを、「飼育員さんの声」という形でまとめてみました。「仕事について・取り組んでいること・これからしたいこと・(飼育員さん志望の)学生さんへのメッセージ」などの切り口で、いろんなお話を伺いました。そして今回、気づいたことがあります。今までお話を伺ってきた海きららの飼育員さんたちは(社長さんと館長さんも)、「ごまかそうとしない」のです。動物たちに施設で暮らしてもらうことで成り立つ仕事であることに真正面から向き合い、目の前の動物たちに全力で向き合い、その他のこの仕事に付随する諸々のことに誠実に向き合っています。何を質問してもごまかそうとしません。「ごまかす」という選択肢を持っていないと感じるまっすぐさです。この「ZOO AQUA STORY☆」でご紹介してきた、熱く仕事に取り組む(動物のことも人のことも)飼育員さんたちは何が違うのかと言えば、「自分のすべきことから目を背けない」のです★それは言い換えれば「ごまかそうとしない」ということでもあるのだなぁと♪そんな熱い飼育員さんたちの熱い想いを、ぜひ垣間見てくださいませ♪

​(全6ページ/2018.8.22 up)

024  西海国立公園九十九島動植物園森きらら(長崎県佐世保市)「熱意の渦中

森きらら(長崎県佐世保市)の続編です♪前回とは別の飼育員さんたちを中心に取材しました。半年ぶりの森きららはますます熱く、変化の真っただ中なので、「熱意の渦中」というタイトルにしました♪ベストな体制を模索し続けている姿勢は本当にレアで素晴らしいのですが、その影響で担当動物や班体制が変わったりして、渦中の皆さんは大変だと思います。でも、「動物たちと職員さんと来園者など、みんなのために」という熱い模索だと感じられるので、私はただただ楽しみでうれしくてニヤニヤしてしまいます♪そして、もがくことを決してやめない皆さんの本気さに、尊敬と驚きの想いが募るばかりです♪明るく歯をくいしばりつつ、動物のために意欲と能力を発揮しているお仕事ぶりを、垣間見て頂ければと思います♪また、今回はバックヤードも少しご紹介します♪

​(全7ページ/2018.8.30 up)

025  西海国立公園九十九島動植物園森きらら(長崎県佐世保市)「園館での自然療法活用を考える

 自然療法の、園館での活用を皆で検討した取り組みのご紹介です。自然療法家の加藤志乃さんが、西海国立公園九十九島動植物園・森きらら(長崎県佐世保市)で講演と現場アドバイス(2日間)をして下さいました。筆者(つまき♪)は、自然療法家さんも園館動物さんのケアに加わるようになると考えているため、今回はその試金石として、加藤志乃さんと森きららの皆さんにご協力を頂きました。そして、飼育員さん・獣医さん・副園長さん等の皆で、動物さんたちのためにできることを模索しました。森きららは植物園もあるので、自然療法の視点での新たな活用法を植物スタッフさんたちと考える取り組みも行ないました。筆者も、取材だけでなくアドバイスもさせて頂きました。皆で改善策を前向きに考え続ける、幸せな3日間でした。なお、自然療法は安易に真似をしますと危険でもあるため、あえて具体的な方策を書いていない部分も多いです。まずは、「自然療法というものが存在する」ということと、「園館動物さんへの応用・植物園の新たな活用法にも使える」ということを、お伝えしたいと思います。

​(全9ページ/2019.2.27 up)

026  金沢動物園(神奈川県横浜市)「寝室を快適に

 神奈川県横浜市の金沢動物園の、ヒガシクロサイさんとオカピさんの取り組みです♪第17回の記事でご紹介した、金沢動物園のインドサイさん宅の寝室は、全面的バイオベッドでした。効果てきめんの素晴らしい取り組みですが、見た目のインパクトがすごいこともあり、「真似できない」と感じてしまう飼育員さんもおられたかも・・・ということで、今回は「部分的バイオベッド」のご紹介です。園館動物さんたちが寝室で過ごす時間はかなり長いですので、寝室の快適度を上げることは非常に重要で有効です♪部分的バイオベッド+その他の取り組みを取材しましたので、ぜひ参考にしてください♪ (全5ページ/2019.3.19 up)

027  札幌市円山動物園(北海道札幌市)「本気のこれまでとこれから

 2019年3月18日の飼育技術学会大会にて、札幌市円山動物園(北海道)・本田直也さんのご講演を拝聴、取り組みの本気度とレベルの高さに心底驚き、すぐに取材申請をさせて頂きました。4月中旬の3日間、現地で取材と見学をさせて頂き、本田さんのような飼育員さんたちだけでなく、円山動物園と札幌市も本気で変革や動物福祉向上に意識を向けていることを実感しました。大型の園館としては日本初の本気の変革が始まったと感じています。それを実現できた「これまで」の地道で本気な努力(園内外での)に心底感服するとともに、「これから」に期待が膨らむばかりです。執筆者の事情により取材日から数ヵ月が経過してしまいましたので、9月中旬に追加取材をさせて頂きました。ということで今回ご紹介する内容は、写真は2019年4月中旬と9月中旬のもの、取り組みは9月中旬時点のものであることを先に明記いたします。校正時(最終2020.1)の追加情報が加味されているところもあります。 (全15ページ/2020.1.15  up )

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