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ZOO AQUA STORY☆ by つまき♪
第11回 横浜市立よこはま動物園ズーラシア 「ゾウさんのためにしていること」
バックヤードでのケア

 今回はズーラシアです♪ゾウさんチームのお仕事ぶりをご紹介♪飼育員さんの古田さんに、いろいろ教えて頂きました♪ここ数年の皆さんの奮闘を存じ上げていますが、密着取材をしてみますと、改めて感服することばかり!ゾウさんたちのことを常に第一に考えていますし、その想いを行動に移す頻度もすごいです。ゾウさんたちのケアをしている時間が長く、かと言って「しつこくこちらのしたいことを押し付ける」ようなことはせず・・・愛情と熱意とプロ意識と緊張感をもって、「ゾウさんたちのために、できることをしている」という空気が充満していて、感動的でした♪皆さん、労力を惜しむことがないどころか、「もっと何かできるはず」と、自分たちの能力向上の努力もはんぱないのです!しかも、仕事も努力も、とっても楽しそうにされていて感動します♪そしてなにより、皆さんがゾウさんたちに対して笑顔と愛情で接していることが、本当に素敵です♪   (9ページ/2017.8.9 up)

 ズーラシアには現在、2名のインドゾウさんがいます♪今回は一日の流れではなく、仕事内容ごとにご紹介♪まずはバックヤードでのケア♪

 ゾウさんのように体が大きく体重の重い動物にとっては、体を支える足が非常に重要です。

 ですので、ゾウさんは足のケアを行う時間が長いです。写真は、シュリーさん(♀)の足の治療の様子。ツメが欠けてしまったので、感染防止のために、洗浄などをします。

​ こうした受診動作を、強制ではなく自分の意思でできるように日々トレーニングもしているので、慣れっこです。

​ シュリーさんの顔のそばで、受診動作へのごほうびを渡しているのは、佐藤さんです。

​ シュリーさんのツメの治療をする古田さん。欠けた部分をカバーするものを塗っています。

​ こうした治療を朝と夕方の2回行いました。どちらの時もシュリーさんは、治療が終わるのを、おとなしくじっと待っていました♪

ラスクマルくん(♂)の足のケアも、毎日入念に行います。

​ 足の裏を磨いて異物を取り除いたり。小石などが刺さっていると、化膿してしまうこともあるからです。

 こうした仕事を行う際には、必要なものをきっちり並べておきます♪

​ そうすれば、道具などを取ってくる時間が不要になり、ゾウさんの負担が減るからです。

 ラスクマルくんの足の裏の、硬くなった角質を削っています。

​ 片足を削るのに、長い時で30分かけます。その間、顔のそばにいる飼育員さんが、ラスクマルくんをほめたり、ニンジンなどのごほうびをあげます。

 ラスクマルくんも受診トレーニングを日々しているので、自分の意思で足を出し、静かに待っていられます。

 削っている飼育員さんの体勢もキツそうですが、イヤな顔ひとつしないどころか、佐藤さんも古田さんも、いつも穏やかな笑顔でゾウさんたちと接しています♪

​ 静かにプロフェッショナルさを発揮されていて、猛烈にかっこいいです♪

 削った角質など。削ったあとは、これの掃き掃除も行います。

​ 足のケアひとつとっても、そのためのトレーニングをし、道具を準備し、実施し、片付けや掃除をする・・・と、多くの仕事が含まれます。

​ それらを面倒がらずに真摯に取り組み続けられるか否かが、動物たちの心身の健康に直結します。

 足のツメは、3つ前の写真に写っているようなカマやヤスリで削りますが、このグラインダーで削ることもあります。

​ ゾウさんで有名なドイツのケルン動物園でも、これで削っていました。

 もちろん、かなりの音がしたり、接触した感じも手作業とは違うので、そうしたことに慣れるトレーニングを最初に行います。

​ 足一本あたり、月に2回削るそうです。

 獣医さん(左)も参加して、受診の練習をしているところ。このように動物が自分の意思で受診動作をしてくれるようにするトレーニングを、「ハズバンダリートレーニング」といいます。

 写真は、採血の練習です♪シュリーさんは、自分の意思でトレーニングをしてくれています。

​ こうして可能になる受診動作が増えれば、それだけ健康管理ができるのです。

​ また、トレーニングでも普段のやり取りでも、動物に対して飼育員さんが明るく優しい雰囲気で接することが重要で有効です。さすが古田さん、ばっちりですね♪

 シュリーさんの尾の先に、グリセリンを塗り込んでいます。乾燥してしまうそうです。

​ このケアも、朝晩2回行っていました。

 こちらは心のケアと言いますか、ゾウさんたちが大好きな青草を飼育員さんが近くで渡すことで、より良好な関係づくりをしています♪

 ひとつひとつの仕事に意図があり、それをきちんと意識して行動していて、感服します。

 また、ゾウさんは一日中ごはんを食べつつ移動する生態ですので、ここでも日に何度も食べ物を用意して渡していて、素晴らしかったです♪

​ そうした誠実さや想いは、きっとゾウさんたちにも伝わっていると思います♪

 体重計です。体重の把握は健康管理の基本です。

シュリーさんは毎日、ラスクマルくんは週に一度、測定しています。

​ 現在、シュリーさんは約3150kg、ラスクマルくんは5150kgだそうです。

 この機械は高圧洗浄機ですが、ヒーター付きなのでお湯が出ます♪

 寒い時期には、これでお湯を用意してゾウさんが飲めるようにしたり、ぬるま湯でゾウさんの足や体を洗うそうです♪

 インドゾウさんの生息地は、例えばインドは1月でも最高気温が20~30度。そうした気候に合わせた体にとって、横浜市の気候(1月の最高気温は約10度)は、慣れると言っても寒いこともあるでしょう。

​ お湯が作れる機械があって、よかったです♪

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