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ZOO AQUA STORY☆ by つまき♪
第11回 横浜市立よこはま動物園ズーラシア 「ゾウさんのためにしていること」
⑧その他の工夫(その2)

 ズーラシアのゾウさんチームの皆さんは、日に何度もゾウさんたちのところに行きます。

 こまめに掃除をして快適に過ごせるようにするだけでなく、遊ぶものや食べるものも「一回用意して終わり」にはしません♪

 木の根っこは、有効アイテム♪ゾウさんは、複雑な隙間に入れたおやつを探して取り出したり、細い部分を折って楽しんだりします♪

 この根っこは古田さんが工事現場で見つけ、頼んでもらってきたものです♪素晴らしい熱意と行動力です!♪

​ ちなみに杉や桜の根っこで、ゾウさんにとっての毒性がないことを確認しています。

 根っこをシュリーさんの運動場に運び入れました♪古田さん、うれしそう!

 こんなふうに笑顔でいろんな工夫をしてくれる飼育員さんがいると、動物たちの気持ちも断然違うと思います♪

​ 根っこは大きくて重く、人力で運ぶのはとっても大変なので、シュリーさんがちょっとお手伝い?

​ 結局、人力で運びました~(^^)。飼育員さんによると、「今回の根っこは大きすぎて、ちょっとびっくりしたようです。」とのことで、びっくりするくらいのアイテムが用意されるとは素敵です♪

 そして、ゾウさんのパワーで投げたりしないよう、石柱に厳重に固定します。

​ ひとつひとつの工夫にかなりの手間が必要ですが、面倒に感じている雰囲気が全くないのも、素敵です♪

 ゾウさんたちが草も満喫できるよう、種を撒く努力もしています♪芽が出ないこともあるそうですが、努力されていること自体が素晴らしいと思います♪

 運動場の土手にはドクダミ、ハルジオン、アザミの仲間などが自生しています。キクは好きですが、タンポポは食べないそうです。

​ 自分の好みなどに合わせて選べるという状況であることも素晴らしいです♪

 ゾウさんが歩き回る場所は、踏みかためられますし草もむしりやすいので、なかなか草地が育ちませんが、以前には、草地増加に成功したことも(写真の矢印の部分)♪

 また、写真でラスクマルくんが寝室のほうから出てきているように、寝室を出入り自由にする工夫もしています♪

 ラスクマルくんの運動場は特に狭いので、寝室も開放することで、少しでも広いスペースを使えるようにしているのです♪さらに、寝室は室内なので、風雨や強い日差しも避けられます。

 もしラスクマルくんが運動場にいなくても、「いたい場所にいられて、よかった♪」と思ってください。(室内でトレーニングやケアをしている場合もあります)

​ そしてまた水浴びタイム♪ラスクマルくん、うれしそうです♪

​ 水浴びの次は砂浴びですので、砂山の上にゴロ~ンと♪

​ テンションが上がって、水を浴びながら、再びフィーダーを揺らしてみたり♪

 そして閉園後には、そうです、厳重に設置した根っこを、手間をかけて取り外して、回収です。

 でも、この時に古田さんが気にしていたのは、手間のことではなく「今日はどれくらい、根っこを満喫したかなぁ?使用前・使用後の写真を見比べたい♪」ということでした♪

 シュリーさん、けっこう満喫してくれたようでしたよ♪

 なんと、一人で根っこを台車に乗せて、運んでいきます。しかも、やっぱりうれしそう♪

​ ゾウさんたちのうれしさを、うれしく思える人が飼育員さんで、よかったです♪

​ 水浴び後にラスクマルくんが寝っ転がってつぶれた砂山に、砂を補充しています♪

 水浴びの時にできた水たまりの水切りもして、ぐちゃぐちゃにならないようにしています♪

​ 開園前から閉園後まで、飼育員さんたちはゾウさんたちや他の担当動物たちのためにこまやかに頭と心と体を使うので、あっという間に一日が終わる感じがしました♪

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