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ZOO AQUA STORY☆ by つまき♪

003 到津の森公園 (福岡県北九州市) 
​★サル山緑化                                                                                 2016.9.18 up

003-01 概要

到津の森公園(北九州市)の「サル山」は、「緑化」のモデルケース的な存在です♪「緑化」とは、動物宅に自然物を用意することです♪動物は、草木や土などの自然物と生きています。その「当たり前」を実現するための努力を、飼育員さんたちが楽しんでいる点がまた素晴らしいです♪担当の石橋さん(29)も、実にさわやかに楽しく緑化の努力を続けています♪もちろん、簡単な作業ではないのですが、楽しんで実践する姿勢や雰囲気が動物や来園者にも伝わっています♪そうした前向きさと自然物の効果で、到津の森公園のサルさんたちは、他園の飼育員さんたちが驚くほど、おだやかで毛並みもいいんですよ♪そしてなにより、いきいきとしているので、来園者もサルさんたちを飽きることなく観察でき、学びにもつながっています♪ (全9ページ)

 まずは概要をご紹介♪サル山全景です♪まったく一般的な、日本の動物園でよく見られる旧式なコンクリート山です。でも、施設が旧式だからとあきらめることなく、飼育員さんたちが協力して、改造しています♪棒を立て、それを使って板を設置し、土止めをしています♪

 手作り感満載ですが、他園同様に予算がない中で、飼育員さんたちが力を合わせて一生懸命に工夫した証です♪と、感動モードで「すごいですねぇ!」と言うと、「いやぁ、みんなでやれば、すぐですよ♪」と!しかも、みんなで工夫と協力をした楽しさがよみがえってくるようで、本当に楽しそうに話してくださるので、やはり感動です♪

 こんなふうに、現場の飼育員さんたちが楽しく工夫などの試行錯誤をできるかどうかが、その園館のイキイキ度に全面的に影響してきます♪

 しかも、一度用意してそのまんま・・・ではなく、維持と改善の努力を続けている点がまた素晴らしいです♪草が育つまで囲うこともあります。でも大部分は「好きに満喫して!♪」状態です♪

 到津の森公園の緑化の素晴らしい点は、ここです♪せっかく植木を用意しても、動物が触れないように電柵で囲ってしまう例も散見されますが、「緑化は、動物が満喫してこそ!」♪
 木に登ったり枝を折ったり草を引っこ抜いたり葉っぱを食べたり・・・そうした、本来の行動を再現してこそ、来園者の学びにもつながります♪それに、自然物に触れたり食べたりできると、心身の健康度もアップします♪

 実際、苦労して植木を入れてもマッハで消費されちゃうこともありますが、それこそ緑化の醍醐味であり喜びであり意義なのです★

 来園者が「サルさんの枝葉の消費スピードの速さ」を目の当たりにして、驚いたり記憶に残ったりする機会でもあります♪

​ こんなふうに草木が用意されているサル山を見たことがありますか?草木を満喫してイキイキしているサルさんたちに動物園で出会ったことがありますか?

 飼育員さんたちの工夫と、それを支える園の姿勢が、この光景を実現するのです♪

​ 手作り部分をアップにすると、どうやって用意したのかがよく分かります♪飼育員さんたちで考えて、実践してみて、改善して・・・の、積み重ねです♪

​ 取材ということで、来園者は入れない反対側からも見学させて頂きました♪土がどのくらいの幅で用意されているのかが、見えると思います。

 次のページからは、どのように植木を用意しているかをご紹介したいと思います♪飼育員さんの果てない工夫に、しびれてください♪

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