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ZOO AQUA STORY☆ by つまき♪
002-3 到津の森公園 「説明と選択肢(里のいきもの館)」~その他の選択肢~

 「里のいきもの館」で、さらに「動物のために飼育員さんが用意した選択肢」を探してみましょう♪

 この「水路の自然」水槽は、草がいきいきとしていて素敵ですね♪植物は、動物にとって「隠れる場所」「食べ物(草についているものとか)」などの選択肢になります♪

 他にはどんな選択肢があるでしょうか・・・?♪

 ブロックの穴の部分が、ギギさんというお魚さんにとって「安心できる居場所」という選択肢になっていますよ♪

 このギギさん、他のお魚さんにちょっかいを出すようになったとのことでご退室の運びとなり、今はカゼトゲタナゴさんがお住まいになっているそうです^^

 いろんな事情と変化があるものです♪そして、カゼトゲタナゴさんはどういう選択肢を満喫しているのでしょう?今度発見するのが楽しみです♪

 ちなみにこの水槽は、県内のとある水路を再現しているそうです♪そうしたことが書いてある説明をよく読むと、これまた熱いメッセージも含まれています♪ぜひ、じっくり読んでみてください♪

 こちらはニホンヤモリさんのお宅です♪この、一見なんてことない数枚の板が、隙間に隠れて安心したいニホンヤモリさんにとって大事な選択肢になっています♪

 実際、板の間でじっとしているので、驚かさないように、そっと観察してください♪そっとですよ!よく見えないからってアクリルを叩いたら、私が巨人になってあなたの家を叩きに行きますよ~(笑)。園館は、「自分がされてイヤなことは動物にもしない」という、思いやりを育む場所でもあります♪

 話を板に戻しますと、「民家などでも暮らす」という身近な生態が、この板でビビっと伝わってくるので、本当にナイスアイデアだと思います!♪ 

 このヒョウモントカゲモドキさん宅で光っていた選択肢は、「きれいな水と容器」です♪

 水は命に直結する、最も重要な選択肢です♪容器がサビていたりコケが生えていたりと汚れていたり、水が少なかったり直射日光に当たって悪くなりそうだったり・・・なんていう水を飲んで生きることを想像してみてください。

 「自分が飲んでもいいと思える水」という視点で、ぜひ動物たちの飲み水も確認してください♪私は暑さで傷んだ水を飲んでえらい目に遭った実体験があるので、声を大にして言いたいです。

 注意点としては、「めんどくさいから大量に置いておく」をすると、小さい動物ですと溺死の恐れがあります。あくまでも動物目線で考えて、「飲み水として当たり前の状態の水」という選択肢が必須です♪

 水に入るのが好きだったり生態だったり、水中でトイレをするなど、水場が必要な動物も多いので、入る用・飲む用・トイレ用を分ける必要がある場合もあります♪

​ 「里のいきもの館」の別の場所には、違法な売買などから保護されたホウシャガメさんもいます。こうした仕事も園館はしているので、もっと支援も必要だと思います。

 でもカメさんが悪いわけではありませんから、園内の限られたスペースにお宅を用意すべく、これまた手作りで・・・こうした飼育員さんの努力は素晴らしいのですが、それに甘えてばかりでもいけないんですよ。私は、「園館=貧乏」という構図自体から変えようと、あの手この手で行動しています♪ぜひそういう視点でも園館応援をお願い致します♪

 選択肢に話を戻しますと、居場所に「干し草」と「土」の選択肢がありますね♪しかも、土ゾーンへの斜面も、登りやすいように工夫がしてあります♪この日は、「あたたかいランプ」という選択肢が人気のようですね♪

 

 「到津の森公園」と言えば、「動物宅緑化」で有名ですが、さすが、「里のいきもの館」も、よく見ますと周囲に植木鉢やプランターがたくさん♪

 こうやって自分たちで育てることで節約しつつ、動物のための植物を常に用意しています☆何重にも素晴らしい努力です♪

 バックヤード(作業部屋など)には、「枝」と書かれた箱が♪こうして、動物の選択肢として活用できそうな素材をストックしています♪

 こういう努力をしている飼育員さんあるあるとして、林などで自然物を見ると全部、「これは動物宅に使えるのでは?」と思い、ホームセンターで何を見ても「これ、動物宅に使えるかも」と思ってしまう・・・ということがあります♪私も、選択肢を紹介する仕事柄、まったくそんな感じです^^そうやってアイデアを考えることが楽しいのです♪

 この楽しさを、飼育員さんとお客さんと園館組織が共有・協働するようになることが、園館活性の根源になると、私は考えています♪その中心人物は飼育員さんですので、飼育員さんこそ、園館成否のカギを握る存在なのです♪

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