ZOO AQUA STORY☆ by つまき♪
第19回 到津の森公園 「動物の居場所を快適に♪そして引き出される魅力♪」~哺乳類~
⑫ニホンザルさん宅の緑化:準備♪
到津の森公園名物のひとつとして有名な、「サル山緑化」です♪
ニホンザルさん宅の旧式さにめげず、土どめをして植樹しています★
植樹はかなり大変な上に真冬(1月)なのでモリモリではない状態ですが、それでもこれだけ木々があるのとないのとでは大違いです♪
「バックヤード植木」が激しいです!♪植樹は1~2ヵ月に1度まとめて行うほか、少しずつ実施♪
この努力が、どれだけニホンザルさんたちをいきいきと幸せにしていることでしょう♪そして、そんなニホンザルさんたちに出会える私たちも幸せです♪
もはや三段重ねの「バックヤード植木」!
到津の森公園も他園館同様にリッチではないので、こうして飼育員さんたちが自力で木々を育てています。
そうした努力とその効果(動物も来園者も幸せ♪)が徐々に知られ、寄付も増えています♪もちろん「飼育員さんサポーター基金」からも寄付させて頂きました♪
さらに毎日、園内の林に行って枝を切ります♪この斜面がまたすごい角度なのです。
そして、飼育員さんたちが木の種類に詳しいことにも感服します。植物は毒性などもあるので当然ではあるのですが、毎日これだけ努力しているからこそ、より詳しいのだろうなぁと思います♪
写真の有川さんも、若手ですがちゃんと植物情報を把握しておられましたよ♪
枝葉は大きくて重い上に構造が複雑であちこちに引っかかるので、切った後の運搬も大変です。
こうして用意した枝葉を、毎日ニホンザルさん宅に入れます♪
ニホンザルさんたちは毎日、いろんな種類の枝葉をフレッシュな状態で満喫することができるのです★
本来の生態に少しでも近づけられているということでもあります♪
設置しているそばから、ニホンザルさんたちが興味津々で寄ってきましたよ♪
毎日のことなのに、それでもやっぱりこれだけ心が動くのですね♪
ちなみに植樹をする時の様子は、第3回の記事をぜひご覧ください♪
他園の動物宅で自然物活用をオススメすると、「排水口が詰まるからイヤ」と必ず言われます。
しかしながら到津の森公園では、写真のような網目を設置することで、問題なくこれだけの自然物を活用できています♪
最下部の排水口も同様です。もちろん毎日の掃除は必要ですが、その手間を惜しまなければ、自然物活用で動物も来園者もうきうきになれます。
その幸せの輪の一員となることができて、課題に対して前向きに行動する飼育員さんたちの存在こそが、排水口問題の解決策なのだと思います♪