top of page
ZOO AQUA STORY☆ by つまき♪
第19回 到津の森公園 「動物の居場所を快適に♪そして引き出される魅力♪」~哺乳類~
③ワオキツネザルさんの寝室緑化:活用

 緑化などの準備が整った寝室に戻ってきたワオキツネザルさんたち♪

 どんなふうに過ごしているかをご紹介します♪ちなみに見知らぬ人(私)がいるため、警戒しながらの様子となります。

​ 撮影は寝室の外からしていますが、最後まで「コッコッ」という警戒の声を出していて申し訳なかったです。でも好奇心もあり・・・といった状況です。

​ たくさんある枝葉の中から選び・手をのばし・自分のほうに寄せ・葉を取り・・・と、いろんな行動が引き出されます♪

​ 枝の上にいる姿、緑の中の姿、それだけでもワオキツネザルさんの魅力が炸裂します♪

​ 枝葉に匂い付けをしてアピールするという、本来の行動もすることができます♪

 ちなみに到津の森公園のワオキツネザルさん宅は、外の運動場も枝葉や食べ物が存分に用意されています♪それでも寝室にすんなり帰ってきます♪

 つまり、「寝室にスムーズに帰ってきてもらうために食べ物でつる(運動場で食べ物を存分にあげない=空腹かつヒマ)」という、よくある手法を使っていません。

 暖房に関しても、運動場と寝室は同様に準備されています(快適さで帰宅を促す手法も使っていないのです)♪

 寝室が動物にとって十分に魅力的なら、運動場でも快適に過ごしてもらうことができる♪それでも帰ってくるという、素晴らしい例です♪

 そっと枝に掴まってみたりして♪枝は柔らかくてザラザラしていて表面が平らではなくて、いろんないい刺激がありそうです♪

​ ちなみに床がコンクリートのままなのは、床暖房があり、それも満喫するからです♪

 枝に掴まっていますよ♪そして左側に設置されている枝葉の密度の濃さが素敵です♪

 横方向の枝も複数あって居場所の選択肢が多く、各自が快適に休息できそうです♪

 本来よくするであろう、「木に掴まる」という姿勢・行動ができていて、まるで野生のワオキツネザルさんに出会ったかのようです♪

 知らない人(私)がいるので、木の香りを嗅いで落ち着こうとしているのかもしれません♪

​ 近くの枝に他のワオキツネザルさんがジャンプしてきて、ちょっと揉めたりするのも、本来ありそうな刺激です♪

​ これが、元は鉄とコンクリートしかない寝室での光景とは♪

 ワオキツネザルさんたちの魅力炸裂に夢中になっていて、ふと振り向くと、延吉さんがもう違う仕事をしていました♪

​ 動物福祉の取り組みをどんどん形にしている飼育員さんたちは、時間の使い方が濃いです♪

​ ワオキツネザルさんはグループで暮らすタイプなので、相性などでいくつかのグループに分かれて暮らしています。

 写真は、寝室と運動場をつなぐ通路を、枝葉や植木鉢を置いて、サブ運動場として活用している様子です。

 運動場に出ないグループは寝室とサブ運動場で過ごします。

​ こちらも別宅在住のワオキツネザルさんです。動物宅という逃げ場のない状況ですので、相性を見極めて、安心して過ごせる状態を作り出すことも、「居場所を快適にする」取り組みのひとつです。

 この方は笹を満喫していましたが、笹は噛みちぎり甲斐がありそうですね♪

bottom of page