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ZOO AQUA STORY☆ by つまき♪
第19回 到津の森公園 「動物の居場所を快適に♪そして引き出される魅力♪」~哺乳類~
⑦マンドリルさんの運動場緑化その1

 マンドリルさんの運動場です♪どうですこの、草木モリモリぶり!★鉄とコンクリートしかない場合と、どれだけ違うでしょう?

​ このお宅も、実際に中に入ってみますと驚くほど狭いです。でも、だからこそ、これだけの自然物があることが、超特大の意味があります♪

 飼育員さんたちの努力ひとつでここまでできるんです。飼育員さんの努力だけに頼ってはいけませんが、飼育員さんががんばるしかないのが現状です。外部の私たちにできることは、そんな飼育員さんたちの応援ですね♪

​ たくさんの枝葉を切って運んで・・・坂道も多い園内をひたすらに進みます。

 朽ちぎみで、ほじくるのが楽しそうな丸太♪

 ですが、これを運ぶのはラクなことではありません。でも、この笑顔です♪

 生えている木・差してある木・土・落ち葉など、自然物満載♪さらに人工物も活用して、時々フィーダーからおやつが出てきたりもします♪

​ 興味がわく対象や活用できるものがたくさんあって、楽しさと快適さが多そうです♪

 右の丸太の上に1名いるのが分かりますか?マンドリルさんのように集団で暮らす場合、どうしても相性の良し悪しが生じます。

 1名で過ごすほうがラクなマンドリルさんにとって、他のみんなの視界に入らないで過ごせることが非常に大事なのです。

​ また来園者にとっても、「草木の向こうに見え隠れするマンドリルさん」は、まるで野生の光景を目撃しているようで、ドキドキワクワクします♪

 動物にとって快適な環境を作るだけでなく、その楽しみ方を来園者に説明しているところが、さすが掲示物でも名高い到津の森公園です★

 こういう説明があると、やはり探してみたくなります♪そして、「探索」は人間の基本情動のひとつですので、「探し始めると楽しくなってハマる」のです♪

 自分で探して見つけたという楽しさは、マンドリルさんへの関心を高めることにもつながります♪

 ニコちゃんが何かを探していますよ♪何かに夢中になっている姿は本当に魅力的です。

​ この環境の効果か、ニコちゃんは葉っぱが大好きで、寝室に帰ってからも、果物より葉っぱを食べるそうです♪

 フェンスの外にもお楽しみいろいろ♪フェンスによる触りにくさがあることで、より考えたり体の使い方を工夫する機会にもなっています。

​ フェンスの外にも朽木を設置♪使える空間は使いますし、できる工夫は実施します♪

 運動場の緑化について、きちんと説明しています♪飼育員さんたちの努力の意図や効果は、説明されることで理解できます♪

 そして、動物たちの状況がよくなって良かったなぁと、自分もうれしく幸せに感じます。このように、「動物と一緒に幸せになる」ことを楽しめる人を増やすことが、園館の任務である保全教育なのです♪

 また、飼育員さんや園を応援したくなる効果もあります♪

 草木を植えるだけでなく、育てるところから努力していることも、説明しています♪

 このように、飼育員さんや組織による努力は、どんどんアピールしてほしいです。動物たちを放置しているのではなく、少しでも改善しようと努力し続けていると知ることができると、大変に安心感と期待が持てます。

 そして、現場による動物福祉向上の取り組み自体が保全教育の一環ですので、どんどん実施してどんどん説明するのも園館の任務です♪

 動物たちのピンチな状況や、それに対して「わたしたちにできること」まで説明があります!★

 園館の任務である保全教育の最終ゴールは「保全の行動を実践する人を増やす」です。来園者や世間の意識と行動を変えるという、難しくも必要な目的のために、動物たちに施設で暮らしてもらっているのです。

 その実現のため、「一人ひとりにできること」も伝え続けることが非常に重要です。

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