ZOO AQUA STORY☆ by つまき♪
第19回 到津の森公園 「動物の居場所を快適に♪そして引き出される魅力♪」~哺乳類~
⑩チンパンジーさんの運動場緑化♪
到津の森公園では、チンパンジーさん宅も「森」を目指して飼育員さんたちが奮闘中♪
園館でよく見かける(でもモノを連想させる)、「展示」と書かず、「くらしている」という言葉選びも命を感じて素敵ですね♪
「森」のため、延吉さんが今日も園内に枝葉を切りに行きます♪
結構な斜面ですよ・・・
枝葉は、切るのも大変ですが、あちこちに引っかかるので運び出すのも一苦労です。
実際に見ると結構大きな枝葉なのですが、かついでどんどん先に進みます♪
延吉さんの取材では、仕事スピードがあまりに速くて、何度も置いていかれます♪
切ってくるだけでなく自分たちで大量に育ててもいるので、バックヤードが植木屋さんのような状態に★
この光景は、到津の森公園名物です♪しかも各植木の状態や由来(寄付で頂いたなど)を把握しているという、たまげる記憶力と心遣い!
植木を寄付した側としては、そんなに感謝して頂けてうれしいですが、活用して頂けるだけでありがたく幸せですので、もう忘れて頂いて(笑)、飼育員さんたちには少しでも気楽に過ごして頂きたいと思います♪
こちらがチンパンジーさんの運動場です。真冬(1月)にしては木々があります♪
まとめて植樹して、約1ヵ月経ったところです。木の向こうにチンパンジーさんが見え隠れしていて、素敵です♪
この木は柑橘類だそうで、実がなったら喜ぶかと植えたそうです♪が、葉や新芽もおいしいらしく、すぐ食べてしまうそうです♪
柑橘類の木は高価だそうなので、無事に育つことを祈っております(笑)。
でも、到津の森公園はこうしてチンパンジーさんたちが好きなように楽しんで消耗することを、「備品を消耗させてはいけない」ではなく、「良いこと」と捉えています★
心身の健康に好影響なだけでなく、本来の生態の発揮でもあり保全教育につながるのですから!♪
マリオさんが握っているのは、タイサンボクという木で、私が主催している「飼育員さんサポーター基金」から寄付させて頂いたものです♪
となりますと飼育員さん的にはやはり心のどこかで、「掴んでる~折らないで~」という、新たなドキドキ感が生じ、楽しいです(笑)。私も一緒にたいそう楽しませて頂きました♪
でも、いいんですよ♪チンパンジーさんたちが数秒でも多く楽しい時間を過ごせるようにと、お手数をおかけして寄付させて頂いたのですから♪
即刻折って放り投げたとしても、チンパンジーさんが楽しかったことに貢献・参加できて、とっても幸せです♪
寄付した木を掴んで活用して下さっているだけでも興奮です♪このように、寄付などで「動物と一緒に幸せになる」体験は非常に楽しいので、新しい園館の楽しみ方として激しくオススメです★
自然の色の中にいると、その動物本来の美しさや魅力が引き出されます♪
草木は複雑な構造なので、食べ物を隠して「探す楽しみ」を増設することにも有効です♪
写真のチンパンジーさんも、食べ物を探しているところです。
葉っぱの香りをかいでいますね♪草木からは様々な成分が出ているので、いい刺激になりそうです♪
天然のアロマセラピー、または自然療法的な効果もあると思います♪
自然物も多い食生活を送っているので、うんこペーパーも作れます♪糞の繊維を使った紙です(消毒済み)。
また違ったアプローチでチンパンジーさんを感じることができる、素敵アイテム♪
もちろん、飼育員さんたちの手作り♪つなぎを使わずに作ったそうです。
他にもキリンさんやロバさんでも、うんこペーパーを作成♪ちゃんとその動物の形になっていて分かりやすいです♪
あの手この手で動物に関心を持ってもらうことは、園館の基本任務のひとつですので、興味深い取り組みです。
チンパンジーさんたちが何かを探していますよ?
飼育員さんが自作して設置したマシンから、食べ物が出てきたので、ゲットしているところです♪
ちなみにこのマシンの部品も、「飼育員さんサポーター基金」から寄付させて頂きました♪
チンパンジーさんたちがヒマを持て余すどころか「やること」がたくさんある環境づくりに貢献できて、うれしく幸せです♪
飼育員さんたちが、私たちのお金を動物が活用できる形にする努力をして下さったおかげさまで、動物たちと私たちの幸せがリンクします★
こういう飼育員さんたちを応援することで、その園館内外に「動物と一緒に幸せになることを楽しむ」という意識と行動の輪が広がります。それこそ保全教育であると、私は考えています。
チンパンジーさん宅の前には、たくさんの説明が用意されています★
多くの来園者にとって、「動物のことは説明されなきゃ分からないけど、説明されれば分かる」のです。説明されたら、興味や親近感がわいたりするのです。説明が園館の最重要任務と言っても過言ではないのです。
ここでは「説明用の小屋」まで飼育員さんたちが自作していて、感動するばかりです♪
園のホームページのチンパンジーさん紹介ページには、詳しい性格紹介や、今回ご紹介できなかった(チンパンジーさんが私を気にすると思われたため)寝室の様子が分かるブログなどのリンク一覧もあり、必見です♪