ZOO AQUA STORY☆ by つまき♪
第24回 西海国立公園九十九島動植物園 森きらら 「熱意の渦中」
⑦マントヒヒさん・ライオンさん・コンゴウインコさん・インコさん・ペンギンさんに関する取り組み♪
マントヒヒさん宅に枝葉が入り、マントヒヒさんたちのいろんな姿が観察できるようになりました♪
選択肢は動物の魅力を引き出します♪
枝葉は3日に1度入れ替えるそうです♪
それぞれに活用していますね♪ちなみに毛が薄いのは、長らくハゲぎみだった状態から脱却して生えてきたからです♪
さらに、飼育員さんの合図で寝室に戻る練習なども開始♪より健康管理を行えるよう、少しずつ取り組んでいます♪
水場の水も飼育員さんが日に複数回確認し、減っていたらすぐ追加できるよう、バックヤードからの配水用ホースを設置しました♪
ウッドチップも敷いています♪キリンさんが食べた後の枝をウッドチップにして活用しています♪
香りや触感がよさそうなだけでなく、食べ物も隠してあるので、探す楽しみもあります♪
表から見えない場所の改善としては、寝室に鉄管を組んで、居場所を増やす予定です♪
ひとつの運動場を、ライオンさんとチーターさんで交代で使う形なので、この時はライオンさんは寝室にいました。
この、「場所と動物の数が合わない問題」は国内外で多く見られますが、森きららの皆さんは何とか解決しようとしていますので、応援あるのみです♪
ライオンさんは、ハズバンダリートレーニングにより、飼育員さんが側に行っても大丈夫な状態まできています♪
体重計です。ハズトレにより、チーターさんの体重が測れるようになりました♪
さらにチーターさんは、体に触れるようにもなっています♪
人の手の中で暮らしてもらい、一生野生に帰ることのない動物たちの健康管理は、最低限の義務です。
体重把握や、体に触れることでできること(触診・採血等々)は、その根本です♪
園館では、バックヤードで暮らしてくれている動物たちもいます。写真奥はコンゴウインコさんのセイコさんで、手前はキエリボウシインコさんのキィちゃんです。
そんな動物たちの状況を少しでも改善するために、城さんが延吉さんに質問しているところです♪動物のために、経験のある他園の飼育員さんからアドバイスを頂くことは、非常に有効だと思います♪もっと各園で大々的に交流や情報交換をしてもいいくらいです♪
若い城さんが諦めずにがんばっているので、今回たまたまではありましたが、延吉さんと話せる機会となってよかったです♪
セイコさんは目が見えないため、同様に目の見えない動物をケアしている他園の飼育員さんにアドバイスを頂いたり、インコさんのケアをしている飼育員さんに質問させて頂くなど、私もお手伝いをしています♪
今回はまずはお宅拡大をご提案しました♪現場の事情もありますので、可能な範囲で、改善が進むことを応援しています♪
資材置き場にあった、熱い張り紙♪実際、インコさん宅に伺った時、米田さんが裏で木材を切っていました♪
インコさんたちの関係性を考慮した結果、仕切りを設置して、穏やかに過ごせるようにするそうです♪
それ用にのこぎりで切っていた木材は別の角材でしたので、写真の立派な木は何に使われるのか、楽しみです♪
インコさん宅には、米田さんが描いた素敵な掲示物もあります♪
米田さんはさらにハズバンダリートレーニングも行なっていて、インコさんたちの体重測定ができるそうです♪
今回見逃して残念だったことのひとつが、フンボルトペンギンさん宅の潜水掃除です。水中でお掃除をしている飼育員さんに、ペンギンさんが「遊んで~」と寄ってきて、飼育員さんが上手に遊ぶそうです♪
潜水掃除日に当たる奇跡待ちではありますが、次回以降の楽しみです♪
森きららは、取材をしてもその直後からまた次々と改善が実施されて状況が変わっていくので、楽しみが満載です♪
森きららで、動物たちと飼育員さんたちと来園者たちが、どんなふうに幸せになっていくのか、現場で定期的にガン見することをオススメします♪
<森きららへ行こう!♪>
関東からですと遠いイメージもありますが、羽田空港→長崎空港→バスで佐世保駅→バスかタクシーで森きらら、と案外ラクに行けます♪佐世保も長崎も、他園館や観光地もいろいろありますし宿泊施設も充実ですので、ぜひ一度園館旅にお出かけください♪
★営業時間:年中無休。9時~17時15分(入園は16時45分まで)。動物たちが寝室に帰る時間など、詳しくは園のサイトをご覧ください。
★交通アクセス:園のサイトから最新情報をご確認ください。佐世保観光の中心地にある海きららと5分でつなぐ無料シャトルカーもあります!
<執筆後記>
日本一の動物園は、ぶっちぎりで大牟田市動物園だと私は考えていますが、その背中が見えているのは森きららだと思います♪大牟田市動物園と同様に、数年間で全く違う状況になっていて、人の熱意と本気の威力を改めて感じています。今はまだ、あちこちで花火が炸裂している感じが残っていますが、「森きらら」という一本のロケット花火になって、ものすごい飛躍を見せる日が必ず来ると思い、私はニヤニヤしっぱなしです♪渦中で真剣に苦闘している皆さんはまだまだニヤニヤどころじゃないと思いますが、動物のために真剣に苦闘できるという状況自体、本当にすごいことで、私はうれしくてやっぱりニヤニヤが止まりません♪今回の取材に同行して下さった到津の森公園の延吉さんも、「すっごい楽しい!2ヶ月後にまた来ます♪後輩にも見せたいです♪」とおっしゃって下さり、やはり誰かの熱意は引力特大だなぁと、改めて思いました♪
また、森きららの皆さんはその真剣さで私にも真正面から質問や説明をして下さるので、私も真剣に全てを出してお答えすることができて、本当に幸せです♪行くたび講演もさせて下さいますし、滞在中は海きららと森きららの皆さんでサポートして下さり、心から感謝しております♪おかげさまで、熱意と熱意が酷暑の中で炸裂みたいな状況ですが(笑)、全く疲れないどころかパワーを充電している感じです♪そして、お忙しい中を同行して下さった延吉さんにも感謝申し上げます♪
そんな皆さんの熱意と奮闘の魅力が、少しでもお伝えできましたら幸甚です♪そしてこれからも、森きららの動物たち・職員さんたちと、一緒に幸せになることを楽しませて頂きたいと思います♪この記事を読んで下さった皆さまも、この楽しさを体験されることをオススメします♪