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ZOO AQUA STORY☆ by つまき♪
第24回 西海国立公園九十九島動植物園 森きらら 「熱意の渦中
​⑥ワオキツネザルさん・アライグマさん・ウサギさんに関する取り組み♪
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 ワオキツネザルさんのえびちゃんとまっちゃんが、挨拶をしています!♪

 前回(7ヵ月前)の取材時には、この2名の不仲をハズバンダリートレーニングで改善しているところでした(その記事はこちら)♪

 その効果で、ついに挨拶までするように♪狭い空間で一緒に過ごす毎日ですので、不仲を放置するのではなく、ハズトレで改善を実現しました♪

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 村山さんがハズトレ中♪この意図は、ジャンプの距離を伸ばすことです。

 ワオキツネザルさんは本来はかなりの距離をジャンプするのですが、取材時は写真の柱から柱へはジャンプしない状況でした(柵から柵へはします)。

​ 柱の間も自分でジャンプするようになれば、より運動や刺激にもなるので、練習しているところです♪

 →その後、練習のかいあって柱から柱へもジャンプするようになったそうです♪柵から柱へもジャンプするとのこと♪多彩な動きを観察する楽しみも増えました♪

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 この一帯がワオキツネザルさんの運動場になっていて、毎日12時~12時半の間は来園者も入ることができます。

 人止め柵があるので、ワオキツネザルさんは人がいやな場合は柵の向こうで過ごすことができます。

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 人がいやじゃなくても、こんなところを満喫することができます♪

 写真には写っていませんが、肉眼では確認できます。何をして過ごしているのかな?と、ますます興味がわきますし、「丸見えじゃなきゃダメ」などという方針じゃなくて本当によかったです♪

​ 「チラ見最高!」キャンペーンを張りたいくらい、動物のチラ見は魅力的です♪

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 ワオさんの寝室も進化中♪実は「ワオさんの寝室と言えばこの人!」という、到津の森公園の延吉さんがこの日は同行して下さりアドバイスもして下さいました♪(延吉さんによるワオさんの寝室はこちら♪)

 また、森きららの飼育員さんも到津の森公園に見学に行っているので、変化が楽しみです♪

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 ワオさんの寝室に設置してあるこの布は、目隠しと居場所増設が目的です♪もめた時に相手が視界にいるのといないのとでは、状況とストレスが違ってくるので大事です。

 布を設置すれば、写真のように飼育員さんの移動は大変になります。私も布の下をくぐりましたが、想像以上に大変でした。

​ それを厭わず、動物本位で選択肢を増設していて、チューリヒ動物園をほうふつとさせる光景でした♪

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 アライグマさんのお宅でも、由藤さんが選択肢をバリバリ増設中♪

 ぜひ現場で細部までガン見して、どれだけ選択肢が用意されているか、数えてみてください♪

 アライグマさんたちの体重も測れるようになっています♪そうした取り組みも、健康管理という選択肢の増設です♪

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 ウサギさん宅では、柱を設置するところから努力をして、日よけを設置♪

 基本的な作りが動物向けではないので(ウサギさん宅として作ったのですが)、選択肢増設のハードルが高いお宅です。設計段階から飼育員さんが参加する重要性を改めて感じます。

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 保冷剤も設置♪担当(取材時)の永冨さんは「コンクリ床を無くして土にして、掘ったりできるようにしたい」と♪

 森きららは、複数の飼育員さんが「コンクリをはがしたい」と話されていて、しびれます♪

​ 森きららは現在、ベストな体制を模索中で担当替えが続いているので、選択肢増設はこれからですが、皆で知恵と実働を出し合って、ウサギさんたちがいきいき過ごせるお宅にしたいですね♪

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