＜執筆後記＞

​　海外の動物園では当たり前のことを国内で再現することが、どれだけハードルのあることか・・・たいがいの人は諦めてしまう中で、決して諦めないのが古田さんです♪私は、ケルン動物園やチューリヒ動物園でゾウさん宅のバックヤードも含めて取材をした経験から、「海外の動物園でできていることを日本でも実施するために必要なことは、”諦めないこと”」だと考えています。これも「言うは易し」ですが、古田さんは実際にやって見せて下さるので、本当に感動しますし勇気が出ます♪古田さんのこうした行動の影響で、ますますゾウさんが好きになるほどです♪

　海外の動物園は、ケタ違いの真剣さ・資金・時間を投じて動物福祉向上の取り組みをしています。各国に赴いてその現場を目の当たりにし学んできた、古田さんのような飼育員さんが想いを形にするためには、私たち外部の応援も必須です。そのためには、私たちの脳内（園館に対するイメージ）をアップデートすることが有効です。例えばダブリン動物園の飼育員さんがフェイスブックで紹介しているゾウさん宅を見て下さい♪運動場も寝室も、砂と枝葉がモリモリです♪

 　そして、ズーラシアのゾウさん担当飼育員さんたちを取材した前回の記事も是非ご覧下さい♪飼育員さんがこれだけ前向きに奮闘されている現場では、園館動物たちの毎日と一生に希望や喜びや安らぎが生まれます。こうした幸せの循環を応援することで、来園者やメディアなど外部の私たちも、その幸せの循環に加わることができます♪ぜひ、そういう意識で園館や飼育員さんを応援して頂きたい！というのが、このウェブマガジンの目的です♪

​　最後になりましたが、取材のたびに大変にお世話になります、古田さんをはじめとするゾウさんチームの皆様、そして広報の皆様、本当にありがとうございます！読んで下さった皆々様にも、感謝申し上げます♪