ZOO AQUA STORY☆ by つまき♪
第8回-3 盛岡市動物公園 「動物園のポテンシャル」:園内の自然♪
盛岡市動物公園は、敷地に余裕がある上に、本当に自然が豊かです!♪これは、この園における最強のポテンシャルのひとつです♪
写真は、園内の敷地で栽培している牧草です♪自家栽培は新鮮さが違うでしょうし、災害などで動物のごはんの購入が一時的にストップした場合にも、活用できそうです♪
桑の葉も園内で採集できます♪キリンさん用に、荒井さんが伐採しているところです♪
足元の草が刈られているのも、仕事のしやすさや事故防止などに、必要で有効な感じです♪
採集した枝葉は、車に積んで運びます。結構ハードな道なので、飼育員さんは運転技術も求められます♪
キリンさん宅に設置すると、すぐに満喫し始めました♪ごはんに時間をかける生態の動物は多いので、動物園でも食事時間を延ばす取り組みが有効です♪
荒井さんも、日に何度も枝葉を搬入・設置していましたよ♪
そして!盛岡市動物公園が日本一すごいと思われるのが、この森!園内にこんなにすごい森があります!♪大変なる宝の山です☆
森の中を散策できます♪それだけでも、非日常的な体験で、ドキドキワクワク♪しかも、小さい野ネズミさんに遭遇したりして、大感激!♪
さらには森林浴もできて、この森の入場料としてあと千円くらい上乗せしたっていいほどの価値がある!と、思いました♪
「子どもの頃に自然体験をした人ほど、大人になってから環境保護に関心を持つ」という研究結果があります。そこで欧米の動物園は、園内での自然体験にも力を入れ始めています。
盛岡市動物公園には、すでにこんなにも本格的な、と言うか本物の、自然体験ゾーンがあります♪
そしてすでに、園内での自然体験プログラムに力を入れていて、季節ごとに園内の植物を紹介するガイドをしたり、野生動物の痕跡を探すガイドをしたりしているそうです♪もはやポテンシャルではなく、実力発揮ですね♪
しかも園内には、こうした自然の中を散策できる場所が複数あり、初体験の私と友人は迷子になりかけました(笑)。そのドキドキ感も含め、自然を体験した実感や興奮が、強く記憶に残っています♪
森の中には「カエル池」もあります♪説明掲示も用意されています♪
野生動物にとって、リアルに必要な生息地になっていて、その観察ができる環境が園内にあるのです♪
そしてここでもすでに、カエルさんやサンショウウオさんの観察会なども行っているとのこと♪そんな素敵な体験が園内でできるなんて、本当にうらやましいです!♪
見方を変えれば、ここも、動物園内の動物に活用できる草や枝葉の宝庫です!♪動物宅の真裏にこの資源の山!♪
野生動物は本来、こうした、草や枝葉が満載の環境で暮らしているのですし♪季節ごとの旬な葉などで、必要な栄養も摂取できます♪
植物の毒性さえ確認済みならば、すぐに採取して動物宅に活用できます♪こんなに恵まれた環境にある園も珍しいと思います♪
園内に小川も流れていたりして、本当に心地いいですし、様々な自然体験ができそうです♪
例えば、遠足で来た子どもたちや週末のイベントなどで水生生物の観察会を実施していますし、夏の夜間開園の頃にはホタルさんをみることもできるとか♪
盛岡市民の皆さんは、自分の家から一番近い動物園がこんなに素敵な環境で、しかもそれを活かす努力を実践するスタッフさんたちにも恵まれて、本当にうらやましいです♪
自然の豊かさがハンパないですから、昆虫さんも観察し放題なことでしょう♪
身近にいる小さな命の多彩さや、自然の循環を支えてくれているすごさなどが、記憶に残る子どもや大人を増やす大チャンスです♪
園では、春から秋には園内で虫取り網を無料で貸し出していて、虫に関する催し物だけでも20種類以上のプログラムがあります♪素晴らしい熱意です♪
さらに、職員さんが同定した種だけで500種類以上の昆虫が見つかっているそうで、この情熱と行動力があるとないとでは大違いですから、感動的です♪
ちなみに私(筆者)の名前「つまき♪」は、ツマキ蝶から名づけられた本名ですので、春先に探してみてくださいね♪そして、見つけても殺さないでくださいね~(笑)。
盛岡市動物公園の友の会は、このような活動もしているのですね♪
野生動物の保全活動が園内で実施できるとは、なんという恵まれた環境でしょう!
動物園は、動物と人が一緒に幸せになること(保全)の楽しさを、体験するための場です♪
地元の野生動物との共生を楽しめる市民を増やすことは、動物園の存在意義を大いに高めることにもつながります♪
人材といい自然といい、盛岡市動物公園が手にしているものの高度さに、今後さらにどうなっていくのか、楽しみすぎて興奮します♪