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ZOO AQUA STORY☆ by つまき♪

001-2 到津の森公園 「マンドリルさん宅の緑化」その2♪ ~植木と落ち葉の搬入~

 バックヤードで大事に育てた植木を、動物宅に搬入します♪と、書くのは簡単ですが、実際の作業は大変です。

 大きくて重い植木を、えっこらしょ!と、台車に乗せるだけでも腕力と工夫が必要です(枝を近くの壁にぶつけないように気を付けたり、積むバランスを考えたり)。

 ずっしりと植木が乗った重い台車を押して、動物宅へ向かいます。これがまた、そんなに近くはないのです(^^;)。

 途中、何かにぶつかったりひっくり返ってしまったら大変ですので、慎重にかつ力を込めて進みます。

 ようやくマンドリルさん宅のバックヤードに到着♪が、今度は木を植木鉢から引き抜くのに一苦労。しっかり根が張るように工夫しているので、格闘の末、ようやく出すことができました。

★その動画は↓(7秒)

 植える準備ができた木を、いよいよマンドリルさん宅に運び入れます!ちなみに、当のマンドリルさんたちは、寝室に入って待って頂きます。

 重い台車を慎重に押して進みましたが、前輪が排水口に落ちてしまいました。こうしたいろんなこまかい苦労や作業を重ね続けているのが、飼育員さんという職業です♪

 動物のため、そして動物の魅力などを来園者に知ってもらうため、飼育員さんは地道にがんばり続けています♪

​ 台車は通路までなので、そこからは自力でマンドリルさん宅の中に植木を運び入れます。あまりのがんばりに、後光が差しているかのようです♪

​★その動画は↓(25秒)

 さすが、説明の必要性と効果を理解している到津の森公園です♪「木を植えます」「その間はマンドリルはいません」ということを伝えるための掲示物がきちんと用意してあります。そして、業務連絡だけでなく作業の意図や目的まで、しっかりと書いてあります♪

 掲示物での説明に限らず、到津の森公園の飼育員さんたちは、機会があるごとに、来園者に声をかけて説明をしていて、本当に素晴らしい取り組みです!飼育員さんによる説明は、ドキドキわくわくうれしいものですし、声をかける環境だと園内の雰囲気も明るくなります♪

 動物宅には、植木だけでなく落ち葉を入れる工夫もおこないます♪落ち葉は、ガサガサと音がして楽しいですし、パリパリした触感も刺激的ですし、香りもしますし、おやつを隠して探すことにも活用できます♪

 ということで人気アイテムなので、飼育員さんたちは密かに落ち葉確保にしのぎをけずっていたりもします(^^)。延吉さんも、目星をつけているポイントを確認しながら、この日は結局かなり遠くまで採取に来ることとなりました。

 飼育員さんの密着取材をしていていつも思うことは、「見ているだけで腰が痛くなりそう・・・」ということです(^^;)。

 それくらい、飼育員さんは、腰をかがめて行う仕事が多いです。もちろん腕力も使いますし、たくさん歩きます。本当に体をよく使いますが、ただ使っているのではなく、ひたすらに頭も使って、考えながらしているという点にも感服します。

 飼育員さんは、命を預かる高度な専門職です。頭を使う仕事と体を使う仕事の多さから見ても、医師と同じような職業だと、私は確信しています。実際、動物の体の仕組みや病気についての専門知識は、知ろうと思えば果てしなく膨大にあり、まったく医師レベルです。

 いつの日か、飼育員さんも国家資格が必要な専門職になって、年収数千万とかの評価が社会からされるようになることを願っています♪

​ この日集めた落ち葉は、大袋3つ分。多い日は5つにもなるそうです!それをかついで、速足でマンドリルさん宅に戻ります。飼育員さんは仕事量が多いので、移動速度が速い方が多く、日ごろ運動不足の私はついていくのがやっとです。

​ 撮影しようと立ち止まろうものなら、あっという間に延吉さんが遠くに・・・。あまりの速さに、やっとマンドリルさん宅に戻ったとき、私はむせてしまいました(笑)。

 これだけの熱意による仕事量を、毎日維持できていることに、心底感服するばかりです。

 こうして、マンドリルさん宅を緑化する(自然物を用意する)ための材料はそろいました♪

 いよいよ、植える作業に入ります♪

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