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ZOO AQUA STORY☆ by つまき♪
第16回 森きらら 「動物福祉向上へまっしぐら!」③ジェフロイクモザルさんのお宅の工夫

 ジェフロイクモザルさん宅に、空中ルートが増設されています!!

 フィラデルフィア動物園を参考にしたそうで、クモザルさんの可動域がグンと広がりました★

​ ここを活用しているクモザルさんを目撃するのもウキウキします♪まさに、動物と一緒に幸せになる楽しさを体感できるお宅です♪

 ジェフロイクモザルさん(ヒカルくん)が登って行きますよ!

​ なんせ本宅が超狭小住宅なので、本当によかったです!♪

​ 長い尾の使い方なども観察できて、楽しく学べます♪

 一方で、新しい場所を動物は警戒するものです。飼育員さんが食べ物を設置したり、一緒に行動することで、ヒカルくんも慣れてきました♪

​ でも、その前にまずは飼育員さんに慣れてもらう努力をしました。なるべく一緒に過ごすようにして、今では写真のように後を追うほどに♪

 飼育員さんとヒカルくんの体勢が似ていて、なんだか同じ仲間のようだなぁと♪

 自然界ではない光景ですが、動物園という人工施設内ですので、人が介入したほうが動物福祉が向上する場合は、放置しておくより百倍いいと考えています♪

 それに、動物に興味のない人でも、人には興味を持ちます。そうした点でも、飼育員さんが「興味の入口」となることは、有効です♪

 ジェフロイクモザルさんの本宅に、食べ物を設置しています♪こうすることで、探す・見つけるなどの行動に心身が刺激されます♪

 また、ヒカルくんにとって、この場所のイメージが良くなります。そうなると、ヒカルくんが自分の意思で、寝室よりもこちらにいることを選ぶ頻度も高まります。

 つまり、「動物園なのだから動物を見せないと」という考えで、動物の意思を無視してこちらに閉じ込めなくても済むのです♪寝室開放にしても、動物が外でも過ごしたくなるようにすればいいのです♪

​ 動物園は、動物を辛い目に遭わせる場所ではありません。もし動物が寝室で休んでいたら「見えない」と文句を言うのではなく「安らげてよかった」と思える人間を増やすための施設です★

 さらに、あらゆる場所を活用して食べ物を設置♪こうした努力を積み重ねる行動と想いも、目には見えなくても動物に伝わっていると思います♪

 人は、理由を知ると納得できる度合いが高まります。この説明があることで、「見えない」ことに腹を立てる人が減り、「練習しているのか~」と思いを馳せられる人が増えます★​​

 ありがちな「見えなくてすみません」という文章がないのもナイス♪謝ると、「見えない=悪いこと」と思う来園者を増やすことにつながります。

 たくさんのお花マークも、明るく優しい雰囲気でいいですね♪

 ヒカルくんは、すっかり飼育員さんに慣れた様子でした♪

 園館動物にとって、飼育員さんは毎日一番近くにいる存在ですので、警戒心ではなく信頼を持てる人か否かが、福祉に大きく影響します。

 掲示物もシンプルで明るくて素敵です♪動物に興味を持つ第一歩として、個別の名前・個性・誕生日・注目点などが有効です♪

​ お花マークで囲っているところに愛情も感じます♪

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