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ZOO AQUA STORY☆ by つまき♪
第16回 森きらら 「動物福祉向上へまっしぐら!
④ジェフロイクモザルさんのハズバンダリートレーニング

 ジェフロイクモザルさんも、ハズトレがだいぶ進んでいます♪

​ 写真は、飼育員さんの合図で口を開けているところ♪こうすることで、口の中の健康状態が確認でき、異常が生じた場合もいち早く気づけます♪

 飼育員さんは涼しい顔で実施していますが、ここまで形づくるには、地道な努力の積み重ねがあります。自分の家の猫で同じことができるようになるには・・・と考えると、どのような努力をしたのかが想像できます。

 指の確認もできます♪動物にとって手足は最重要部位のひとつですので、普通は触られることを嫌がります。

 でも、写真のようにヒカルくんは自分の意思で腕を出して、飼育員さんが触ることを許容しています。

​ 動物に強制などのイヤなことをせず、褒めることで作り上げていくハズトレならではかもしれません♪

 お尻に体温計を入れて測温します♪体調の変化が体温に表れることもあるので、大事です。

​ ハズトレ用に台が設置されているのも素敵ですね♪

 採血の練習♪まずは、器具に腕を通してもらうようにする→腕への刺激に慣れてもらう・・・と、ひとつずつ形にしていきます。

​ 人間の健康診断でも重視されるのと同じで、血液は貴重な情報源となります。

​ 採血の注射の前の消毒に慣れる練習♪ヒカルくんはへっちゃらのご様子ですね♪

 飼育員さんが腕を掴んで離さないようにしているのではなく、あくまでもヒカルくんの意思で協力してくれています。

 いろんな園館でハズトレを見てきましたが、動物にとって、いいヒマつぶしや頭を使う楽しさにつながっているようです♪ハズトレが好きな動物は多いんですよ♪

​ さらに、器具を簡単に取り付けられるようにした工夫も素敵です♪動物を待たせる時間も減りますし、飼育員さんの負担も減ります♪

 採血用の注射を刺すところまで、練習は進んでいます♪針を刺しても去っていかないなんて、すごいですね♪もちろん、そうなるだけの日頃からの観察や関係性の賜物です。ハズトレは、その上で行えるものなのです。

 ハズトレで食べ物を使うのは、「今の行動が正解だよ」と伝えるため。そしてハズトレに参加する楽しさをアップするためです。

 でもいつも思うのですが、こんな少しの食べ物のためだけに行動しているようには見えないのです。やはり、頭を使う楽しさや飼育員さんが相手をしてくれる楽しさも、大きな魅力となっているように思います。

 ハズトレをしていると、来園者が興味を持って集まります♪

 そこですかさずハズトレの意図や効果などを説明して、より興味を高めようとするところが、さすが森きららです♪

​ そして、そうした場に他の飼育員さんも参加して、説明に加わったりスキルアップに励む光景は、森きらら名物ですね♪

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