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ZOO AQUA STORY☆ by つまき♪
第7回-11 大阪市天王寺動物園 「動物も人も幸せにする仕事」:ホッキョクグマさん宅の掃除♪(2016年)

​ ホッキョクグマさんの運動場の掃除♪枝葉を投入したぶん、掃除対象は増えますが、だからって投入しないのは「人間本位」の発想で、つまらない状況を生む元です。

 手間や面倒より、動物の心身の健康度アップを第一に考えて行動に移す「動物本位」の仕事は、動物だけでなく、来園者も飼育員さんも経営も幸せにします♪

​ 狭い場所にはさまった枝葉を取ったり、長い枝を折ったり、掃除と言っても「掃いて終わり」ではありません。

​ 他の仕事をしていた藤井さんも合流して、協力して片づけをします♪

 下村さんは、ホースで水を流す段階に移っています。藤井さんが遊具を回収します。

 下村さんによる放水と、藤井さんによるたぐり寄せで、遊具を手前に動かします♪見ているだけでも、けっこう大変そうでした。

 こうした毎日の努力のおかげで、ホッキョクグマさんが遊具を満喫できて、そのうれしそうな様子に来園者も幸せな気持ちになれるのです♪

 その積み重ねで、園の入場者数や評価も上がるのです♪運営者が求めるそうした結果の基盤には、このような飼育員さんたちの工夫と努力が必ずあります♪

 運営側(市や管理職など)がそれに気づき、そうした人材を評価している園館はどんどん人気が高まっていますが、そうでない場合は大損をしている!と、ここで熱く主張させて頂きます♪ 

​ 最後はこうして、かがんで遊具を回収します♪決してラクなことではありませんが、黙々とこなしている姿が素敵でした♪

 閉園時間(17時)ぎりぎりまで粘れば、日によっては見学できるかもしれません♪このような飼育員さんのがんばりに遭遇した際には、絶賛をよろしくお願いいたします♪

 モモちゃんと交流♪こうした積み重ねで、人の手の中で生きて行くことに慣れて頂きます。「野生動物だから、放っておく」という考えがいまだにあるようですが、園館等動物施設で暮らす動物たちは、「園館動物」という全く特殊な存在です。その中に、野生種や家畜種がいるのです。

 人工施設内での一生という、本来のものとはかけ離れた一生を、人間の都合で送ってもらうのですから、人間によるケアに尽力することは、当たり前のことです♪

 特に飼育員さんは、園館動物にとって、自分の毎日を左右する唯一かつ最後の希望の光だったりもするので、責任重大です♪

 そんな飼育員さんたちがもっと長い時間動物のケアができるよう、早番・遅番システムの導入も有効です♪(海外の園では導入されています♪)

​ 最後はチンパンジーさん宅にて。室内ミニ運動場にいた方に寝室に移動して頂いて、掃除。床だけでなくガラスも磨くので大変です。排水口のゴミを手で取ったり、水切りなどもして、この日の仕事は終了。

 ですが、下村さんの仕事はまだ他にもありますので、別の日の写真でご紹介したいと思います♪

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