ZOO AQUA STORY☆ by つまき♪
第14回 大牟田市動物園 「動物福祉を伝える」⑨構造の改善で福祉向上♪

ツキノワグマさん宅で、飼育員さんがヘルメットをかぶって何かしていますよ♪
超狭小住宅ながらも、諦めずに改善を続けるべく、この日は丸太を組んで居場所を増設していました!
オリはこのように、3次元的に空間めいっぱい活用できる利点があります。
なにより、めいっぱい活用しようとする飼育員さんたちが素晴らしい♪

なんせ超狭小住宅なので、寝室開放で少しでも広く♪その説明があることで、理解者・支援者を増やすことにつながります♪
「ごめんなさい。寝室にいるときはご覧頂けません」と書いてありますが、謝る必要はないと思います♪
むしろ、「動物のためにできる限りのことをしてくださって、ありがたい♪うれしい♪ほっと安心できる♪」という感情がわきます♪
これはどの園館にも言えることですが、「謝る=よくないこと」というイメージも持たれてしまいます。
大牟田市動物園の飼育員さんたちは自信を持って、「動物福祉を伝える」という園のコンセプトに沿っていると発信して、来園者の気づきに繋げて頂きたいです♪

ツキノワグマさん宅には、こんな素敵な掲示物もあります!大きくてシンプルでイラストが魅力的で、引力があります♪
大牟田市動物園に通える皆さんが本当にうらやましいです♪動物福祉向上の取り組みにウキウキし放題だし、平日は毎日ハズトレが見学できるし、掲示物だけでも感動的だし、飼育員さんたちはイキイキしているし!

サルさんたちのお宅も驚愕の旧式ぶりですが、大牟田市動物園の飼育員さんたちは、くじけませんよ~♪

例えばフサオマキザルさん宅には、木組みとボルダリングと笹が用意されていますよ♪

そして寝室開放とその説明!さらに、寝室に設置したフィーダーの数を増やしたそうです♪

外にもフィーダーを設置♪難しそうですが、フサオマキザルさんはとっても頭がいいので、これくらいじゃないとすぐに飽きてしまいそうです。
海外の動物園が公開していた動画を参考にして、飼育員さんが作りました♪

オオカンガルーさんのお宅には、よく見ると自然木そのままではない工夫が♪
上からさげた枝に穴を開けて、そこに細い枝葉を刺しています。こうして枝葉をオオカンガルーさんの近くに用意。手を器用に使う生態の再現と観察につなげています♪

オオカンガルーさんの運動場には他にも、枝山と落ち葉山があり、食べ物が隠してあります。探すことを楽しんでいるそうですよ♪
また、消防ホースで作った遊具なども用意されていて、満喫することもあるそうです♪
案外いろんなことを楽しむんですね!「この動物はそういうことはしない」と、決めつけて見てはいけませんね♪

バードケージでは、鳥さんたちの小屋が増えています♪
階段状にすることで水はけが進み、雨でもびちょびちょにならない地面が用意できます♪
お尻が見えているホオジロカンムリヅルさんの左の箱は、配電盤を事故防止のために覆ったものです。こまやかで大事な対策ですね♪
さらに、食べ物と水の容器が、屋根の下にくるように配置されています♪

ホンドギツネさんのお宅には、横方向に土を掘る行動ができるように、箱が新設されました♪
まだ活用には至らないそうで、「砂の質を変えるなどの工夫をします♪」と、飼育員さんが楽しそうに説明して下さる、その様子もまた感動的です♪

エンリッチメント(動物の環境を豊かにするための方策あれこれ)ファイルです!!
日本中の動物園が、各自1千万円くらい出して買ったらいいと思いますが、もちろん、無料で共有する前提で情報を蓄積中です!!
ファイルは班別になっていますが、情報は班を越えて共有。現在138種類の方策について、設置法や効果などがまとめられています♪
班の皆でディスカッションをしてアイデアを出し、園長さんと獣医さんが確認して、実施。効果を観察するだけでなく、スパイダーモデルで評価します。
月に一度「エンリッチメント・ミーティング」もあり、実際の動画を見せ合うなどして、評価。
と書くと尻込みすると思いますので、飼育員さんからアドバイス。「いきなりちゃんとした調査をしようとせず、よい可能性があるならどんどんやってみて、いいと思ったら本格的に評価をすればいい」とのことです♪
園館を応援している皆さんは、「こんなにも本気で取り組んでいる飼育員さんたちがいるのか」と、しびれてくださいませ♪