ZOO AQUA STORY☆ by つまき♪
第6回-2 大阪市天王寺動物園 「動物本位の仕事」:クロサイさん宅の掃除♪

クロサイさん宅の掃除です♪飼育員さんの仕事はとにかく掃除が多い!誰も見ていなくても、それを毎日真面目に繰り返せるのが飼育員さんです♪
寝室に用意した枝葉は、残れば掃除の対象になります。でも、だからって枝葉の用意をやめたり減らしたりしないのが、「動物本位の仕事」です♪寝室で過ごす時間は非常に長いので、枝葉があったほうが、食事時間が増えていいのです♪
掃除中、外で待っているクロサイさんが部屋に戻りたくなり、ドアにドーンと体当たりをすると、「はいはい♪待ってね~♪」と、ちゃんと答えているのも素敵でした♪飼育員さんがどういう気持ちや態度で接するかは、施設で暮らす動物にとって非常に大きなことなのです。

水分を含んで重くなった廃棄物を、熊手で集めてスコップですくい上げます。見るからに大変そうです(^^;)。
この後、道具を水洗い→室内をホースで洗い流す(ドアのレール部分も丁寧に流す)→食べ物を置く台は、洗い流した水を手でかきだして仕上げる・・・と、続きます♪

掃除が終わるとクロサイさんを部屋に戻し、「どうぞ~♪」と言いながら枝葉を設置♪

まだもう2部屋あるので再び掃除♪レールに挟まりそうな葉っぱは手で拾います!枝葉を設置しなければ、しないで済むことです。でもそれは人間本位の発想。手間が増えようとも動物のための選択肢(この場合は枝葉)を設置するのが、「動物本位の仕事」です★

こちらは、サミアちゃんという女子の部屋。サミアちゃんは葉っぱなどをぐちゃぐちゃにはしないので、掃除が少しだけラクなんだそうです♪一方、男性陣のトミーさんとライくんは、ぐちゃぐちゃ派(≧▽≦)。寝室での過ごし方にも個性があります♪

ひとつ前の写真から6分でこんなにきれいに!飼育員さんは人数が少なく、一人で多くの仕事をこなさねばならないので、手際の良さも大事です♪

これだけの量を、掃き集め、すくい上げました!

大量で重い廃棄物を、園内車に乗せるのもラクではありません。

使った道具と部屋を水洗い♪ホースを手で持って行うので、冬場きついのかと質問したところ、夏場の湿度のほうが辛いそうです。
その後、ホースでサブパドックの地面も濡らして、「ぬた場」を作ります♪クロサイさんは、泥浴びも好きなのです♪この日サブパドックで過ごすトミーさんは、浅いぬた場がマイブームだそうです♪そうしたことまできちんと把握しているのは、日頃の丁寧な観察の賜物です♪

油家さんに密着取材するたびに感心するのが、この丁寧な道具の片付け!他の人(代番さん)が仕事をする時に、気持 ちよくできるようにと♪
自分が休みの日に、代番さんが気持ちよく仕事できたら、動物たちがハッピーだから!(TT)まさに、「動物本位の仕事」です★

そして最後は、食事台にたまった水を手でかき出します!腰を曲げる仕事の多いこと!でも、足でやるとか放置するとかせず、丁寧に手で水を出して乾燥するようにします♪
掃除が終了したら、複数の寝室がつながるようにドアを開けて、クロサイさんのスペースが少しでも広くなるようにします♪
ドアを開閉して、動物が部屋を移動することは、時間がかかったり危険を伴うこともあります。ですので、こうした心遣いや工夫を面倒がってしない飼育員さんも多いですが、それは人間本位の発想です。
基本的に閉じ込めているのですから、少しでも広いスペースと「やること」を用意して、動物が自分で選択して過ごせるようにすることが、園と飼育員さんの仕事です♪